▲岩田康誠騎手のガッツポーズを特集!(撮影:下野雄規)
多くのファンの心を動かす"ゴールの瞬間"。netkeibaでは印象的なパフォーマンスに注目した企画をお送りします。その名も「騎手のガッツポーズ総選挙」です!
ガッツポーズが最もかっこいい騎手&レースを決めるファン投票企画の開催に併せて、3名の騎手にガッツポーズへのこだわりインタビューを実施。2人目は岩田康誠騎手です。
岩田康誠騎手の印象的な場面といえば、GIや重賞以外でも飛び出すガッツポーズ。パフォーマンスに対する思いや、その理由を伺いました!
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(取材・構成=不破由妃子)
「こだわりとかそんなんはない。まったくない。」
──今回は、『ファン投票企画』としてガッツポーズに注目した特集です。古今東西、競馬シーンに印象的なガッツポーズを残したジョッキーは数多いますが、岩田さんも間違いなくそのひとり。今回はぜひ、そのこだわりをお聞きしたいなと思いまして。
岩田 ガッツポーズなぁ。最近はしてへんからな。
──今年も岩田さんらしいガッツポーズがありましたよ。豪快な差し切り勝ちを決めた3月23日の阪神6R(3歳未勝利・芝2000m)のステラクラウンとか。馬の首をポンポンしたあとに、拳をギュッと握った。
岩田 ああ、あったな。デビュー戦やろ? 調教にも何度も乗っていたから、やっぱりうれしかったんちゃうかな。
──そのあたりが岩田さんならではですよね。GIや重賞ではなくても、達成感を感じたレースではガッツポーズが出る。
岩田 普段から調教に乗っている馬で勝利することができたら、素直にうれしいからね。あとは、思い描いた通りのレースができたときとか。そんな感じかな。
──3月31日、中山5R(3歳未勝利・芝2200m)をエランで勝利した際もガッツポーズが出ました。テン乗りで調教にも騎乗されていませんでしたが、あのレースにはどんな思いが?
岩田 ああ、あれはね、蛯名(正義)厩舎の馬やったから(笑)。あのレースで蛯名厩舎の馬に初めて乗ったんです。だから、いい仕事ができてよかったなって。ガッツポーズひとつにも、いろんな思いがあるよ。レース前から「今日勝ったらガッツポーズするやろな」なんて考えているわけではなくて、ゴールした瞬間、いろんな思いが溢れるというか。その瞬間の思いやからね。だから当然、こだわりとかそんなんはない。まったくない。そのときの気持ちの表現であったり、もっと言えば、ただただうれしいだけや。
──自分以外のジョッキーのガッツポーズやパフォーマンスで印象に残っているものはありますか?