種牡馬ごとの成績から導く指標
今年の宝塚記念は、2006年以来18年ぶりに京都で施行される。
せっかくだからなにか京都にまつわるデータを出したいと思ったのだが、なにせ同コースのGIデータはほとんど存在しない。同コースのGIIを参考にしてしまうといった方法が良いのかどうか分からなかったので、もっとシンプルなものにしてみた。
今回産駒が登録している種牡馬ごとの京都芝2200m成績(通算)である。京都は休催期間が長かったので種牡馬によってはだいぶサンプル数が少ないがご容赦いただきたい。ここでは複勝率順にソートした。
「好走馬率」というのはたったいま作った指標で、そのコースに出走した実頭数(のべ頭数ではない)のうち京都芝2200mで3着以内に入った馬の比率を示したものである。勝率など一般的な指標が高くてもこの数値が低いと、産駒による向き不向きが大きく、一部の産駒だけが結果を出して指標を支えている、ということが分かる。キングカメハメハやハーツクライがそれにあたると言えるだろう。一方で出走数がまだ少ないがキズナ、そして出走数も多く「好走馬率」を含めたすべての数値が優秀なディープインパクトが目につく。
キズナ産駒は今回1頭で、自身コース経験があるディープボンド(2020年京都新聞杯勝ち)。ディープインパクト産駒は3頭で、うちプラダリアはこのコース経験がある(今年の京都記念勝ち)。残り2頭はジャスティンパレスとヤマニンサンパでこのコースは初となる。
調べものの趣旨として、初コースになる馬のほうが狙うには面白いと思うので個人的にはジャスティンパレス重視でいこうかと考えている。ヤマニンサンパも複穴には検討したい。