【天保山S予想】ダート1400mに限れば[4-3-1-4] 不良馬場での好タイムも光るレオノーレに注目
高速決着が予測 安定の先行タイプを狙う
週末の雨予報が一段ときびしくなった。日曜日の「宝塚記念」の芝コンディションは予測しにくくなってしまった。重馬場で行われるか、不良馬場にまで悪化するのかは判断できないが、このレースは先行型の失速しない時計の速いダートだろう。
ダート1400mに「1分21秒9」の好タイムを昨秋の3勝クラス(東京ダート1400mの不良馬場)で記録してオープンに昇級した5歳牝馬レオノーレ(父マジェスティックウォリアー)は、逃げても、先行抜け出し策をとってもスピードを生かせる先行タイプ。
格上がり初戦だった12月の「コールドムーンS」は内枠で外から被される苦しい展開になったが、大バテせずに0秒4差の4着。2走前の「コーラルS」は、前半46秒3-上がり37秒5のきびしいペースになったが、ギリギリまで粘ってハナ差2着の1分23秒8(良馬場)。
牝馬らしくややムラな成績だが、オープンでも十分に通用することを示している。ダート1400mに限れば通算[4-3-1-4]。今回の内枠2番枠は好スタートを切らないと好枠とはならないが、コールドムーンSも、コーラルSも内枠だった。別定55キロなら一気に先手を奪えると思える。
父はダートのスピード型を輩出することで知られる名種牡馬(目下ダート限定総合種牡馬ランキング小差2位)。母キングベイビーの半兄はダートGIを4勝もしたダートチャンピオンのトランセンド(父ワイルドラッシュ)。レオノーレはまだこれからもっとたくましくなる可能性がある。
同じ父マジェスティックウォリアー産駒の人気馬アルファマムは、ダートでも再三上がり34秒台で突っ込んでくる素晴らしい切れを持つが、全体時計の速くなる渋馬場は有利とはいえない。ともに好追い切りを見せたハチメンロッピ、ベジャール、スマートフォルスなど、それほど人気の中心にはならない馬を本線に、もちろんアルファマムも加えて、少し手広く流したい。