【北九州記念予想】この時期の小倉芝1200mとなると
逃げ馬・軽ハンデ・内枠に注目か
今年は開催日割の関係で、北九州記念がCBC賞と入れ替わって実施される。ともにハンデ戦だし、入れ替えたところで大きな影響はなさそうに見える。
ここで参考にしたくなるのが、「小倉で行われたCBC賞」だ。京都競馬場改修の影響でCBC賞は2020年には阪神競馬場で、21年と22年には小倉で行われている。
小倉で実施されたときも、もちろん開幕週。そしてこの2回は、ともにレコード決着かつ逃げ切り勝ちだった。
2021年はファストフォースが逃げ切って1分6秒0のレコード。22年はテイエムスパーダの逃げ切りで1分5秒8のレコード。今度の日曜がどんな天気と馬場状態になるか分からないが、パンパンの良馬場なら似た決着になってもおかしくない。
馬場がフレッシュなときの逃げ馬の怖さは、「8月の北九州記念」においても暗示されている。過去10年でいうと、14〜19年の6回は開催8日目の実施で、逃げた馬は[0-0-0-6]。4頭は2ケタ人気だったので仕方ないが、2番人気11着、4番人気7着と、人気ほど走れなかった上位人気馬も含まれる。
一方、20〜23年の4回は開催4日目となり、逃げた馬は[1-1-1-1]。4頭は1、2、2、5番人気だが、勝ったのは5番人気だったジャスパークローネだ。ちなみに過去10年のうち9回はAコース使用、開催4日目で唯一逃げ馬が崩れた2022年はBコースだった。
そう考えると今年も、勝ち馬を当てるというより逃げ馬を当てるつもりで臨みたいところ。狙いたいのは軽ハンデ馬だ。ファストフォースは前走が準オープンで負けていて52キロ。テイエムスパーダは2勝クラスを勝ったばかりの3歳馬(当時)で48キロだった。
枠も重要だろう。やはり内から突っ張れるにこしたことはない。ファストフォースは13頭立て3番枠、テイエムスパーダは17頭立て5番枠だった。内より3分の1くらいには入りたい。
ただ、買い目全体ということだと前寄りの馬で固めないほうがよいかもしれない。ファストフォースのときは2〜3着馬は道中中団やや後ろから伸びてきた。テイエムスパーダのときは後方からタイセイビジョンが来て2着。3着は道中3番手だったアネゴハダだったがこれは1番人気馬。4着には最後方に近いところからスマートリアンが伸びてきていた。逃げ切る馬を捕まえに行く好位勢というのは意外に不利な可能性もあるので、馬単や3連単のヒモについてはその点も意識したい。