【北九州記念予想】攻略のポイントは「施行時期」と「雨」例年に比べ更に難解な一戦
土曜日の馬場、決まり手に要注目
CBC賞と入れ替わる形で行われる今年の北九州記念。以前、CBC賞がこの時期の小倉で行われたことが2回あったが、ともに逃げ切りでレコード勝ちだった。ただ今年は雨が半端に降っていて馬場状態が微妙。日曜は他のレースの決まり手を見て最終判断を下していきたい。
人気はかなり割れそうだが、逃げ候補ということでピューロマジックは上位人気になりそう。ただ、例年のCBC賞を対象に見てみると3歳馬はそこまで強くない。枠もやや外なので、誰かに突っ張られたらどうなるかという問題もある。
当時2着のペアポルックス、3着ナナオもある程度売れるだろうが、葵Sは完全な前残り。ジャスパークローネやテイエムスパーダもいるので、今回前付けする組にとってはきつい展開になる可能性がある。
サーマルウインドは春雷Sの内容が良いし、安定して好位をとれる馬。ただまだ1200mの専門家という感じではないし、内枠なのでスタートが安めだったときは心配。ハンデもやや重い印象だ。
ジャスパークローネは昨年の北九州記念(8月施行)の勝ち馬。ただ海外で負け癖がついていないかが心配なのと、昨年よりハンデが1.5キロ重い。ピューロマジックとのハナ争いも楽ではなさそうだ。
エイシンスポッターは前走で見事な差し脚を披露したが、展開によって来る・来ないが極端な馬。まずは土曜時点で馬場と芝レースの決まり手を確認したい。
グランテストは前々走小倉で人気を裏切っているのが気になるが、ずっと人気でクラスの階段を順調に上がってきた馬。内枠を生かして人気以上の走りを期待したい。ただ極端に速い決着になると厳しいかもしれない。
ヨシノイースターは逆に、3走前小倉でオープン勝ち。位置を取れれば面白い馬なのだが、16番枠はちょっと外過ぎるかもしれない。外枠なら脚質的にバースクライのほうが苦にしない可能性も。ただこちらも高速決着は微妙で、雨の影響が残ってほしいところだ。