北九州記念を制したピューロマジック(c)netkeiba
今週は北九州記念の回顧です。
小倉、福島、函館開催で本格的に夏競馬を感じますね。とはいえ、レース回顧は夏競馬もやることは変わりません。しっかり復習し、サマーシリーズを攻略していきます。
2024年6月30日 北九州記念舞台:小倉 芝1,200m
勝ち時計:1:07.9
レースラップ: 11.4 - 10.2 - 10.7 - 11.1 - 11.9 - 12.6
ペース:Hペース(32.3秒-35.6秒)
風向き:直線強い向かい風
脚質:フラット
馬場:フラット
【レースポイント】1. 直線強い向かい風のためレースラップほどキツイペースではない。
2. 雨の影響が顕著。開幕週でも外が使える馬場。
3. 同日の牝馬限定1勝クラスと0.6秒差でハンデ戦らしくレベルは低い。
【レース概要】 パトロール映像を見てもカメラが上下に揺れているように、直線強い向かい風が吹いていた。レースの前後半600mは32.3秒-35.6秒と3.3秒も差がある前傾戦だが、見た目の数字ほどキツイペースではない。これは
1. 向正面は強い追い風でスピードに乗りやすかった
2. 小倉芝1200mはスタートから下り坂でスタートから速くなりやすい
3. 逃げ、先行馬は競り合わずマイペースでの追走だった
という3点からも考察できる。
また、雨の影響で稍重となり時計のかかる馬場状態。加えて内は見た目よりもタフだったようで、実際に最内を走っていたメイショウソラフネの陣営は「見た目よりも馬場が悪かったようで、のめって走っていたようだね。」とコメントしている。
さらに日曜小倉8R(芝1200m)では、内から4、5頭分外を回していたソノママソノママ&スマートジェイナが2、3着。人気以上に走ったことからも外を回すデメリットはなく、馬場は内外フラットな状態だった。
非常に風が強い日だったので勝ち時計での単純比較はできないが、それでも前述の小倉8Rは勝ち時計1分8秒5。北九州記念の勝ち時計は1分7秒9で、0.6秒差しかなかった。ハンデ戦らしくメンバーレベルも低く、スムーズに競馬した馬の過信は禁物。
とはいえ能力を発揮できなかった馬も複数おり、二桁着順でも巻き返しに期待できる馬が多く精査する必要があるレース。
【各馬解説】1着:ピューロマジック
強烈なテンの速さで楽に逃げ。向正面が強い追い風だったことを考慮すれば