【七夕賞予想】ハンデが利きづらい小回り芝2000mのレースは重ハンデ有利
あくまでも馬本位のハンデ付けであり、施行条件によってハンデを差し替えることはしないハンデキャッパーの仕事が生み出す“重ハンデ馬”有利の一戦
サマー2000シリーズの第一戦として行われる七夕賞。
同シリーズはGII札幌記念を除いて全てハンデキャップ競走として行われます。そのハンデのベースとなる斤量については、馬の年齢別(月別)と距離別に細かく設定されており、例えば3歳7月のオープン競走だと短距離戦では3歳馬と古馬との斤量差は3キロですが、中長距離戦では4キロとなっています。これは距離別に斤量差の影響度合いが異なるという見方がされているからで、つまりは短距離戦だと斤量差の影響が大きい為に幅が小さく設定されており、逆に中長距離戦だと斤量差の影響が小さい為に幅が大きく設定されているということだと考えられます。
距離以外でもレースの施行条件によって、斤量差の影響が大きい(ハンデが利きやすい)ケースや、斤量差の影響が小さい(ハンデが利きづらい)ケースが様々あるわけですが、ハンデキャッパーは馬のキャリアに応じてハンデを付けるという形(前走重賞で勝利したからプラス1キロや数戦連続で凡走しているからマイナス1キロなど)であって、施行条件によってハンデの幅を増やしたり減らしたりさせることはありませんので、ハンデが利きやすい施行条件は必然的に軽ハンデ馬が有利なレースとなり、ハンデが利きづらい施行条件は必然的に重ハンデ馬が有利なレースとなるという、ある意味で歪な傾向が生み出されるというわけです。
基本的には