近5年の馬連平均配当は30072円。大波乱だった20年を除いても4673円と、毎年波乱のハンデ戦。トップハンデは人気[1-1-1-2]で着順[0-0-0-5]と不振。過去5年において、4人気以下で馬券に絡んだ馬は8頭いるが、うちハヤヤッコ、スカーフェイス、アイスバブル、バイオスパーク、ドゥオーモ、マイネルファンロンの6頭がロベルトの血を引いている。近5年では母父キングカメハメハが3頭(ローシャムパーク、アイスバブル、ステイフーリッシュ)出走し、[1-1-1-1]と全て馬券に絡んでいる。(解説:望田潤)
エンパイアウエスト バルバレスコの3/4妹で、パリ大賞典(仏G1・芝2400m)勝ちインペリアルモナークや英ダービー2着ザグレートギャツビーの姪。母ローマンエンプレスはブランドフォードS(愛G2・芝10F)2着。父ドゥラメンテは昨年のリーディングサイアーで、母父サドラーズウェルズ系はタイトルホルダー、ルガル、ミスタージーティーなどと同じ。ミスタージーティーに近い重厚な中距離馬だが、ネヴァーベンドやスペシャルのクロスが効いて小回りもきく。洋芝は向くだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
グランディア ドレッドノータス、サンマルティン、バルデスの全弟で、ディアデラマドレ、ディアデルレイ、カウディーリョなどの半弟で、クラヴェルの叔父。母ディアデラノビアはフローラSなど重賞3勝。母母ポトリザリスはアルゼンチンの年度代表馬。北米南米のアウトサイダー血脈が強い母×Northern Dancerが強いハービンジャーという鉄板配合だ。この牝系らしい晩成で、5歳を迎えついにオープン入り。今なら1800より2000がいいだろうし、この父なら洋芝もいい。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○