注目したいのはトップナイフ
函館記念はおおよそ毎年、前走重賞組と前走条件戦〜OP/L出走の馬が半々に出走してくる。ハンデ戦だけあって軽斤量を狙って重賞挑戦してくるケースも多い。しかしながら、その明暗ははっきりとしており、明確に重賞出走組が優勢となっている。
前走重賞以外のレース出走組で勝利したのは、昨年のローシャムパーク、2019年のマイスタイルのみで共に1番人気。ローシャムパークは前年のセントライト記念でガイアフォース・アスクビクターモアの3着の実績があった馬。ガイアフォースは安田記念4着、アスクビクターモアは菊花賞勝ち馬と実績を積んでいただけあって、条件戦からの出走とはいえ格が違った。
マイスタイルは巴賞を叩いて使ってきたが、その前にはGIIIで2・2・3着と安定して結果を残していた馬。そして前走重賞に出走していた馬が5頭しかおらず、かなりレベルが低かった結果マイスタイルが1番人気に推され、結果的にも勝利となった。
上記のような背景があれば、通用しているものの、それ以外は厳しい結果となっている影響で前走重賞組の成績が圧倒的になっている。