今年は小倉芝1800で行われる中京記念。同じく小倉芝1800で行われた22年(ベレヌス-カテドラル)と21年(アンドラステ-カテドラル)を振り返ってみると、良馬場での勝ち時計は1分46秒前後、決まり手は先行差し五分五分といったところで、ハビタット(ベレヌス、ファルコニア、クラヴェル)とカラムーン〜トニービン(ベレヌス、カテドラル)の血を引く馬の好走が目立つ。それとベレヌスやアンドラステのようにマイルを中心に使われてきたような馬のほうが、2000を中心に使われてきた馬よりも優勢な傾向。(解説:望田潤)
アナゴサン アムステルダムS(米G2・ダ6.5F)3着エルニーノやウォーターエデンなどの近親で、牝祖ハーバースプリングズはBCジュヴェナイルのボストンハーバーの母。父ミッキーアイルはマイルGIを2勝しメイケイエールやナムラクレアなどを出している。ミッキーアイル×キングカメハメハはシャーレイポピーやショウリュウレーヴと同じ。ヌレイエフ4×5の影響を感じるナタのストライドで、戦績どおり大箱ベターのパワーマイラーだろう。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
エスコーラ サラキアとサリエラの全きょうだいで、サリオスやサフィラの3/4きょうだい。母サロミナは独オークス(独G1・芝2200m)勝ち馬。シュネルマイスターなども同族のドイツの有力牝系だ。母父ロミタスは独リーディングサイアー。大型で見た目はサリオスに似ているが体質はディープインパクト的で、マイルの高速戦はちょい忙しい感。芝1800は3戦3勝(全て小倉)で、サリオスも芝1800は2戦2勝(ともに毎日王冠)。見直しが必要だろう。米子Sをみても馬群はイマイチかも。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○