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【中京記念予想】小倉施行で得する種牡馬は?

  • 2024年07月16日(火) 12時00分

中京芝1600mと小倉芝1800mを比較して考える


 今年の中京記念は、小倉芝1800mで行われる。

 以前にもこのコースになったことはあったし、1600mでも阪神に振り替えられたこともあったが、ともあれ今年はイレギュラーな年である。

 せっかくなので、中京芝1600mと小倉芝1800mで成績差がある種牡馬の仔を買ってみるのはどうだろうか……と考えてこの原稿を書き始めた。

 まず、今回産駒が登録している種牡馬の中京芝1600m成績(通算)は以下の通り。

回収率向上大作戦


 数字ばかりになって恐縮だが、同じメンバーで小倉芝1800m成績は以下のようになっている。

回収率向上大作戦


 両方を見比べて下側のほうが良い種牡馬は「今年は小倉芝1800mでよかった〜」ということになるわけである。勝率・複勝率をベースとし、回収率については数字が上がるにこしたことはない、という前提で見てみたい。

 小倉のほうが良いということではハーツクライがやや良し。キタサンブラックは新馬戦の成績が影響しているのだろうが小倉ベター。いちばん良いのはディープブリランテで、スクリーンヒーローも回収率込みで考えるとかなり良い。

 ディープブリランテ産駒はエルトンバローズ。こちらは1番人気が予想されるのでうまみはないが、GIIIに転じてくることも含めてやはり有力と考えたい。スクリーンヒーローのほうは格上に登録してきたソレイユヴィータで出走してきても単勝万馬券クラスかと思われるが、これを調べた以上出てきたら△くらいは回したい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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