【TUF杯予想】過去の戦歴から人気馬と大差のないロードオブザチェコに注目
前走から斤量3キロ減
人気の中心になる5歳牝馬サザンエルフ(父パイロ)は、3勝クラスに上がって以降「3、4、2、6、2、4、2着」。崩れることなく、あと一歩で条件クラス脱出がみえている。福島ダート1150mの最高時計1分07秒8は断然1位。ダート1200m1分10秒3の最高タイムももこの相手では3位に相当する。強敵の回避もあった。
そのサザンエルフと再三にわたり対戦している相手は6歳牡馬ロードオブザチェコ(父ストロングリターン)。ここまでサザンエルフの4勝2敗。対戦成績は崩れないサザンエルフが大きくリードしている。
では、今回もサザンエルフ断然有利かとなると、そうともいえない要素がある。サザンエルフの方が年下の牝馬なので、今春の春風S(55キロと54キロ)以外はいつもサザンエルフの方が負担重量は1〜2キロ軽かった。
ところが、前走ブラッドストーンSのロードオブザチェコは、別定重量58キロで外から先手を奪うと、56キロのサザンエルフ(出負けのロスはあった)に先着しているのに、今回、サザンエルフの据え置き56キロに対し、ロードオブザチェコは一気に3キロ減のハンデ55キロとなった。
公営出身のロードオブザチェコはJRAではまだ1勝だが、初対決となった2023年春の袖ケ浦特別(ダート1200m)では、先手を奪ったロードオブザチェコの先着で逃げ圧勝。サザンエルフに2回の先着はともにハナを切ることに成功した時で、ともに丸田恭介騎手。
今回は3キロも軽くなって55キロ。ほかに先手を主張したいのは、福島ダート1150mでは必ずしも有利とないえない最内枠を引いたエスカルがいるくらい。
サザンエルフも、ロードオブザチェコも、お互いスタートに課題があるが、出負けさえなければ、前走と同様にロードオブザチェコの方が有利と思える。
サザンエルフは軽視できないが、ともに2走前のやまびこS(ダート1150m)よりハンデ戦なので3キロ減のルクルト、2キロ減のミラバーグマンと、立て直してきたマーブルマカロンを買いたい。