過去5年でみると、牡・セン[1-2-2-30](単勝回収率5%、複勝回収率7%)、牝[4-3-3-43](同129%、105%)で、相変わらず牝馬優勢の直千重賞。近4年もオールアットワンス、ビリーバー、ジョーカナチャンと全て牝馬が勝っている。血統的にはシーキングザゴールドの血が強いレースで、過去5年の連対馬延べ7頭のうち、オールアットワンス、ビリーバー、ライオンボスがシーキングザゴールドの血を引く。またビリーバー、ジョーカナチャン、トキメキなどシャーペンアップの血を引く牝馬の好走も目立つ。(解説:望田潤)
ウイングレイテスト ベストメンバーの半弟で、トラストケンシンやフリーフリッカーの叔父。オークス馬チョウカイキャロルも同牝系。父スクリーンヒーローはグラスワンダーの代表産駒でモーリス、ゴールドアクター、ウインマリリンなどを出し成功。しぶとい先行に磨きをかけてマイル路線で活躍してきたが、最近は短距離に寄ってきたようで、函館スプリントSも59キロを背負って、初の1200とは思えない追走だった。あの内容ならば直千でもやれるかも。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
チェイスザドリーム レコードチェイサーの半妹で、スズカセクレターボの姪で、ビングクロスビーS(米G1・ダ6F)2着デザートローのイトコ。母ゴールドチェイスはJRA1勝(ダ1400)。ゴーンウェストやサクラオリオンも近親で、名繁殖ミクスドマリッジに辿り着く牝系だ。ミスプロとセクレタリアトをクロスするロードカナロア牝駒だから、しなやかさで走るスプリンター。初芝と初直千だった前走韋駄天Sを快勝し意気上がるが、高速馬場なら更にスピードが活きそうだ。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース◎