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【アイビスSD予想】夏の名物・直千重賞、相変わらず女性上位 シーキングとシャーペンアップの血に注

  • 2024年07月21日(日) 18時00分
過去5年でみると、牡・セン[1-2-2-30](単勝回収率5%、複勝回収率7%)、牝[4-3-3-43](同129%、105%)で、相変わらず牝馬優勢の直千重賞。近4年もオールアットワンス、ビリーバー、ジョーカナチャンと全て牝馬が勝っている。血統的にはシーキングザゴールドの血が強いレースで、過去5年の連対馬延べ7頭のうち、オールアットワンス、ビリーバー、ライオンボスがシーキングザゴールドの血を引く。またビリーバー、ジョーカナチャン、トキメキなどシャーペンアップの血を引く牝馬の好走も目立つ。(解説:望田潤)


ウイングレイテスト
 ベストメンバーの半弟で、トラストケンシンやフリーフリッカーの叔父。オークス馬チョウカイキャロルも同牝系。父スクリーンヒーローはグラスワンダーの代表産駒でモーリス、ゴールドアクター、ウインマリリンなどを出し成功。しぶとい先行に磨きをかけてマイル路線で活躍してきたが、最近は短距離に寄ってきたようで、函館スプリントSも59キロを背負って、初の1200とは思えない追走だった。あの内容ならば直千でもやれるかも。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

チェイスザドリーム
 レコードチェイサーの半妹で、スズカセクレターボの姪で、ビングクロスビーS(米G1・ダ6F)2着デザートローのイトコ。母ゴールドチェイスはJRA1勝(ダ1400)。ゴーンウェストやサクラオリオンも近親で、名繁殖ミクスドマリッジに辿り着く牝系だ。ミスプロとセクレタリアトをクロスするロードカナロア牝駒だから、しなやかさで走るスプリンター。初芝と初直千だった前走韋駄天Sを快勝し意気上がるが、高速馬場なら更にスピードが活きそうだ。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース◎

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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