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【小倉記念予想】4歳馬不在の古馬重賞で狙える馬は?

  • 2024年08月06日(火) 12時00分

年齢別成績から好走馬を探す


 特別登録が出て驚いたのが、重賞に4歳馬の登録が少ないことだ。関屋記念はコレペティトール1頭、小倉記念はゼロである。

 3歳上の平地重賞(夏競馬・秋競馬の平地重賞)で、今回の小倉記念のように4歳馬なしというケースは過去にどれだけあるのだろうか。

 筆者調べでは、2014年以降の約10年に35レースあった。思ったよりも多いという印象だ。

 4歳馬といえば本来各レースの中軸を担うべき年齢だが、それが不在となると代わって得をするのはどの年齢だろうか。単純に年齢別成績を記すと以下のようになる。

回収率向上大作戦


 3歳馬の複回収率は高いが全部で34走とやや少ないサンプルに基づくものである。7、9、11、12番人気での2、3着が利いており、今年のシリウスコルトは上位人気なので、配当妙味云々という対象ではないかもしれない。

 狙うとしたら6歳の複穴だろうか。4歳馬が出走していた同期間の3歳上平地重賞における6歳馬は回収率が単67%・複76%なので、単が引っ込んで複が出っ張った格好だ。

 今年の小倉記念、登録している6歳馬は4頭。上位人気2頭と人気薄2頭という感じかと思うが、後者のうち1頭を2、3着付けにしてみようかと個人的には考えている。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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