年齢別成績から好走馬を探す
特別登録が出て驚いたのが、重賞に4歳馬の登録が少ないことだ。関屋記念はコレペティトール1頭、小倉記念はゼロである。
3歳上の平地重賞(夏競馬・秋競馬の平地重賞)で、今回の小倉記念のように4歳馬なしというケースは過去にどれだけあるのだろうか。
筆者調べでは、2014年以降の約10年に35レースあった。思ったよりも多いという印象だ。
4歳馬といえば本来各レースの中軸を担うべき年齢だが、それが不在となると代わって得をするのはどの年齢だろうか。単純に年齢別成績を記すと以下のようになる。
3歳馬の複回収率は高いが全部で34走とやや少ないサンプルに基づくものである。7、9、11、12番人気での2、3着が利いており、今年のシリウスコルトは上位人気なので、配当妙味云々という対象ではないかもしれない。
狙うとしたら6歳の複穴だろうか。4歳馬が出走していた同期間の3歳上平地重賞における6歳馬は回収率が単67%・複76%なので、単が引っ込んで複が出っ張った格好だ。
今年の小倉記念、登録している6歳馬は4頭。上位人気2頭と人気薄2頭という感じかと思うが、後者のうち1頭を2、3着付けにしてみようかと個人的には考えている。