【新潟記念予想】今年のカギは牝馬か ハンデに恵まれた実績上位馬ライトバック
エーデルブルーメ・アリスヴェリテらも参戦
牝馬の扱いがポイントになりそうな今年の新潟記念、人気も3歳牝馬ライトバックだろうか。
そのライトバックは桜花賞もオークスも3着だったので実績がハンデに響いていない印象。対牡馬のオープンがはじめてのうえに古馬との対戦も初めてとなるが、このハンデはなにより魅力だ。
レッドラディエンスは七夕賞を勝っての参戦。当然ハンデは増えるわけで+1.5キロとなるが、勝っての1.5キロは2キロのところをおまけしてもらっている感じで、過去の同種事例も悪くない結果を出している。上がりが極端に速くなると対応できるか分からないので、前走のような差し構えではなく、ある程度位置を取ったほうがよいかもしれない。
キングズパレスは七夕賞2着からのハンデ据え置き。勝ち切れないが安定した競馬を続けており、差し馬だが全くの不発がない。季節の違う馬場だが新潟大賞典でも勝ち馬が逃げ切る競馬で4角7番手からタイム差なしの2着しており、ハンデGIIIなら常にチャンスはある。
エーデルブルーメはマーメイドS2着からの参戦。この馬で思い出したいのは22年10月の松浜特別。超スローから極限的な上がり勝負になったが、差し馬勢と同じ上がりを使って道中3番手から着差をつけて勝った。今回も超スローになるとアドバンテージを持つようになる。
セレシオンは新潟1、2、1、3着。前走は33秒1の上がりを使っても届かなかったが、今回はそもそも12頭立てなので後ろになりすぎることはない。差し・追い込みのシナリオで馬券を買うなら中心視してもよい馬だろう。
アリスヴェリテは逃げ切りでの連勝。ただ新潟記念は逃げ粘りが少ないし、さすがに今回は警戒されるだろう。だからといって自分のスタイルを曲げるわけにはいかないし、強気の逃げでいくしかない。
シンリョクカは成績だけを見ると厳しいが、成長の余地を残す血統だし、距離も1800mより2000mのほうがよい。ただ速い上がりは使えないので、出番はここではなく秋競馬になってからかもしれない。