20年と19年はトロワゼトワル(母父ハーツクライ)が連覇したが、23年勝ち馬ソウルラッシュ(父ルーラーシップ)、21年勝ち馬カテドラル(父ハーツクライ)、18年勝ち馬ミッキーグローリー(母母父トニービン)、20年3着ボンセルヴィーソ(母母父トニービン)、19年3着ロジクライ(父ハーツクライ)などもトニービンの血を引く。開幕週の中山マイルで意外な傾向にも思えるが、ペースが緩まず持続力も問われる流れになりやすいからか。ちなみに22年は47.5-46.1の後傾ラップになり、トニービンもちは6着と10着に終わった。(解説:望田潤)
アスコリピチェーノ アスコルターレの半妹で、母アスコルティはJRA2勝(芝1200〜1400)。母母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち馬で、タッチングスピーチやサトノルークスやミスタージーティーの母でキングスレインの母母。母系にサドラーズウェルズが入るダイワメジャー産駒といえばアドマイヤマーズにレシステンシア。母方の重厚さも強くて底力に富み、距離はもっと延びてもいいぐらい。ダイワメジャー産駒だし、中山ならガッチリ前受けでいいのでは。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
エアファンディタ エアアルマスの半弟で、エアサージュの半兄で、エアマックールの甥。牝祖エンジェリックソングは名牝グロリアスソングの全妹。父ハットトリックはマイルCSや香港マイルに勝ち、モルニ賞(仏G1・芝1200m)のダビルシムやゲイムリーS(米G1・芝9F)のマカダミアなどを出した。このきょうだいはエンパイアメーカーの肌らしい揉まれ弱さがあり、本馬は芝1600〜1800を外から差すのが好走パターン。中山では追い込みづらいイメージだが前崩れを待つ。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○