高頻度で馬券に絡むグループは?
セントウルSはサマースプリントシリーズの最終戦なので、当然のことながら前走で同シリーズに出走していた馬が多く登録してくる。
最終的に出走した馬でいうと、過去10年・のべ148頭のセントウルS出走馬のうち、前走でサマースプリントシリーズの各競走を走っていた馬は83頭で、全体の約56%にあたる。セントウルSにおける着度数は[4-7-5-67]で、馬券に絡んだ馬の半分強を占めているから、56%という数字と比べても計算は合う。
では、もっと高頻度で馬券に絡むグループはあるか。
それは前走GI組である。過去10年のセントウルSにおける前走GI組は20頭で、全体の約13.5%。着度数は[4-2-2-12]なので、馬券に絡んだ馬のべ30頭のうち8頭、約26.7%を占めるということになる。さすがGI組だ。
ただ、この組は穴にはならない。馬券に絡んだ8頭はすべてセントウルSで3番人気以内。3番人気以内だった馬は[4-2-2-4]、4番人気以下だった馬は[0-0-0-8]とはっきりしている。
今年登録している前走GI組はママコチャ、テンハッピーローズ、ダノンスコーピオンの3頭。この中で3番人気以内に入る可能性が高いのはママコチャだろう。
格上タイプほどここは叩き台に見える面があり、使われているサマースプリントシリーズ組と比べて不安を感じる人もいるかもしれないが、過去の傾向としては格を信じたほうがよいということになる。