【紫苑S予想】秋華賞の出走ボーダーと秋華賞トライアル・紫苑Sの関係
賞金の足りている馬を狙うのが定石
関東圏からの秋華賞へのトライアル競走を役目として、2016年より紫苑Sは重賞へと格上げされた背景を持つ。それに伴い3着の馬まで「秋華賞の優先出走権」が与えられるようになっている。
ここに出走してくる馬は大きく分けて2種類。
・オークス出走馬
・夏に条件戦を勝ち上がってきた馬
近年は秋華賞への出走ボーダーも上がり、2020年以降は1500〜1600万がボーダーとなっているが、新馬(未勝利)・1勝クラス・2勝クラスを勝ってやっと1500万であることを考えると、相当に厳しいボーダーとなっている。実際に、以下の組み合わせも1500万近くになる。
・新馬(未勝利)+1勝クラス+2勝クラス=1500万
・新馬(未勝利)+3歳OP(リステッド)=1600万
・新馬(未勝利)+3歳OP(非リステッド)=1400万
・新馬(未勝利)+3歳以上OP(非リステッド)=1600万
・新馬(未勝利)+GII 2着=1450万
・新馬(未勝利)+GIII 2着=1150万
重賞で活躍した馬であっても、実は数を使っていないと案外賞金を積めていないということが起こっている。
この賞金の計算については、かなり面倒であることからレース前に自身で調べている方は多くないだろう。しかしながら、今の情報社会においては、「ここ(紫苑S)で好走しないと秋華賞へ向けて賞金が足りていない」という情報はあっと言う間に周知される。