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【神戸新聞杯予想】中京の神戸新聞杯はディープの血が強い トニービンが波乱の目に

  • 2024年09月16日(月) 18時00分
今年は中京芝2200で行われる神戸新聞杯。中京で行われた20年〜22年は、平均馬連配当13820円、平均3連複配当35963円と荒れ模様。血統的には22年が1着ジャスティンパレス(父ディープインパクト)2着ヤマニンゼスト(母父ディープインパクト)、21年が1着ステラヴェローチェ(母父ディープインパクト)2着レッドジェネシス(父ディープインパクト)、20年が1着コントレイル(父ディープインパクト)とディープインパクトの血が強い。波乱の立役者になっているのはトニービンの血で、21年8人気3着モンテディオ(父ジャスタウェイ)、20年14人気3着ロバートソンキー(父ルーラーシップ)。(解説:望田潤)


オールセインツ
 エアメサイアやエアシェイディの甥で、エアスピネル、エアウィンザー、エアアンセムのイトコ。母母エアデジャヴーはクイーンS勝ち馬で曾孫にベラジオオペラがいる。父キズナは本年度リーディングサイアーを快走中。本馬はキリンジと父キズナ、母父ルーラーシップ、牝祖アイドリームドアドリームが共通する7/8同血の間柄だが、母がもつノーザンテースト5×3の影響が強い走り。本質的にはこの牝系らしい、機動力とパワーに特長がある中距離馬だろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

ゴージョニーゴー
 レッドバリエンテ(父ディープインパクト)の3/4弟で、母サボールアトリウンフォはラテンアメリカ大賞典(智G1・ダ2000m)などに勝ったチリ年度代表馬。父キズナはジャスティンミラノやソングラインなどを出し本年度リーディングサイアーを快走中。母方のニジンスキーやリボーのスタミナとパワーも受け継いだようで、やや緩慢だが重厚で力強いストライドで走る。ここは2200に短縮するのがどうかだろう。大型でパワーがあり急坂コースは向く。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

サブマリーナ
 ストームドッグのイトコ。牝祖トワイスザヴァイスは北米G1を5勝した強豪でメジャーカフェの母。母父バーナーディニはプリークネスS(米G1・ダ9.5F)に勝ったエーピーインディ系でジャスパープリンスなどの母父。父スワーヴリチャードはハーツクライの代表産駒でジャパンCや大阪杯に勝ち、初年度産駒からレガレイラなどが出て成功中。シアトルスルーのクロスをもつスワーヴリチャード産駒らしい脚長大跳びで、大箱で伸び伸び走らせたいタイプといえる。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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