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武豊騎手や戸崎圭太騎手らと園田で再会! 「ゴールデンジョッキーC」舞台裏でのやりとりとは…?

  • 2024年09月24日(火) 18時01分
太論

▲ゴールデンジョッキーCにて武豊騎手と2ショット!(撮影:稲葉訓也)


先週の園田競馬といえば、木曜日に開催されたゴールデンジョッキーカップ! 全国から12人の名手が集結し、熱い戦いが繰り広げられた結果、優勝は武豊騎手、2位は吉村智洋騎手、そして小牧騎手が3位に。

今回の『太論』では、その舞台裏で交わされた会話にスポットを当て、和気あいあいの一日を振り返るとともに、中央時代とは一変した小牧騎手の“体重事情”に迫ります!

(取材・構成=不破由妃子)

中央時代は苦労していた減量も、今は逆に体重が足りない!?


──先週の園田は、ゴールデンジョッキーCで大いに盛り上がりましたね。

小牧 船橋の森泰斗くんとか岩手の山本聡哉くんらと、昔話に花が咲いたわ。

──昔話? 彼らとはだいぶ世代が違うような。

小牧 そうなんやけど、山本くんはね、僕が昔、水沢の交流に行ったときに映画館で僕を見かけたんやって。そういえば、レース前に時間が空いて、映画を観に行ったことがあったなぁと思い出して。彼はまだ実習生だったらしいんやけど、たまたま映画を観にきてたんやね。「声を掛けようかと思ったんですけど、掛けられませんでした」って言ってた。彼は『太論』を毎週読んでくれているらしいよ。

──それはうれしい!

小牧 「きみも隠れファンやな」といつものセリフを言っといたわ(笑)。森泰斗くんもね、だいぶ昔の話やけど、僕が東京ドームのフェスに行ったときに偶然会ったことがあって。それは僕も覚えてるねん。そのときの話になって、「小牧さん、ベロベロでしたけどね」って言われた(笑)。

太論

▲イベントのおかげで地方ジョッキーと新たな交流が(撮影:稲葉訓也)



 そういう昔話で盛り上がってたんやけど、年齢がこれだけ離れているのに、僕のことを知ってくれていたんやなぁと思って、改めてうれしくなったわ。

──活動的な小牧さんらしく、競馬に関係のないところで目撃されているのがおもしろい(笑)。武豊さん、岩田(康誠)さん、戸崎(圭太)さんとも久しぶりに会って。どうでしたか?

小牧 みんなと喋ったよ。マスコミのみなさんは、豊くんと僕のツーショットが撮りたかったみたいで、3回くらい「並んでください」って言われたわ。久しぶりに一緒に乗れたこともそうやけど、それ以上に一日一緒に過ごせたのがうれしかったね。

 戸崎とは、一緒にゲートに向かいながら「いい仕事(園田への移籍)見つけたやろ」なんて話をしていたんやけど、それを聞いていた笹川(翼)に戸崎が「俺も大井に帰ろうかな」なんて冗談を言ってたわ。笹川は笹川で「帰ってきてくださいよ!」みたいな(笑)。

──今は冗談かもしれませんが、地方から転籍したジョッキーにとっては、小牧さんが切り開いた新しい選択肢ですものね。

小牧 そうやね。康誠には、「こっちにきたら体重落ちるからこいよ」って言っておいた(笑)。年齢的に、康誠も体重調整に苦労しているからね。

太論

▲紹介式にて岩田康誠騎手と並んだシーンも!(撮影:稲葉訓也)


──そういえば小牧さん、だいぶ痩せましたよね? 画像や映像を見て、ちょうど「痩せたな」と思っていたところです。

小牧 中央にいる頃に比べて3キロ落ちたよ。今日で53キロ。何もしていないのにね。そういえば、豊くんにも「痩せたねぇ。若返ったんちゃう?」って言われたわ。

──3キロは大きい。中央在籍時の週の半ばは、56キロとか57キロとかあったような…。

小牧 そうやで。今、見せてあげたいほどお腹の肉がなくなってる。足もむっちゃ細くなってるし。開催中は52キロで、むしろ体重が追いつかんくらいや。朝はプロテインを飲みながら、ゆで卵を3つ4つ食べるんやけど、夕方もプロテインを飲まないと体重が足りなくなる。

 暑さもあるけど、やっぱり運動量やね。だって、調教が終わってから減量せんでいいもん。汗取りする必要がない。お風呂に入るのも、中央の頃は減量が目的やったけど、今はレース前に体をほぐすために入るようなもんやね。すごく楽になったわ。

──減量の苦労がなくなったというのは、移籍して一番変わった点では?

小牧 うん。本当に楽。けっこう食べてるのにね。まぁそのぶん、体のあちこちが張っていて痛いけど(苦笑)。今日もこれから電気鍼に行くし、金曜日もね、ナイターの前に曾和鍼灸院に行って、マッサージ1時間と高圧酸素に1時間、必ず入るようにしてる。届けを出せば外に出られるから、助かってるよ。運動量が増えたことで減量は楽になったけど、そのぶん体のケアをしっかりしていかなね。
(文中敬称略)
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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