スマートフォン版へ

【京都大賞典予想】ディープが強かった京都の大賞典 そろそろ孫世代にも注目

  • 2024年09月29日(日) 18時00分
21年と22年は阪神での施行だった京都大賞典。京都で行われた23年はプラダリア、20年はグローリーヴェイズと、ともにディープインパクト産駒が勝っている。また23年はキズナ産駒ディープボンドが3着で、20年は母父ディープインパクトのキセキが2着だから、ディープインパクトの孫にも注目しておくべき頃合いだろう。取り上げた5頭では、シュヴァリエローズがディープインパクト直仔で、ケイアイサンデラ(父シルバーステート)、サトノグランツ(父サトノダイヤモンド)、スマートファントム(母父ディープインパクト)がディープインパクトの孫。4頭もいました…。(解説:望田潤)


ケイアイサンデラ
 ケイアイエレガントやケイアイライジンの甥で、ケイアイビリジアンのイトコ。牝祖スパニッシュパレードの子孫にアーカンソーダービー(米G1・ダ9F)のボーディマイスターやラトロワンヌS(米G1・ダ8.5F)のシーズアジュリーが出る。父シルバーステートはエエヤン、リカンカブール、セイウンハーデスなどを出す人気種牡馬。エンパイアメーカー肌らしい揉まれ弱さがある逃げ馬だったが、前走は好位インから抜け出す味なケイバ。京都2400は良績あるし食い下がるか。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎

サトノグランツ
 母チェリーコレクトは伊オークス(伊G2・芝2200m)勝ち馬。ワーケア、ダイアナブライト、ダノングレース、クロンターフなどを産み母としても優秀だ。母母ホーリームーンも欧G1馬を3頭産んだ名繁殖。サトノダイヤモンド産駒で母系にカーリアンが入るのはシンリョクカやスズハロームと同じ。アルザオ≒リリズムのニアリークロスも高確率で走る。わりと父似で長丁場の適性が高いが、目黒記念ほど上がり特化だとさすがに鋭さ負け。上がりがかかって。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

シュヴァリエローズ
 ローズノーブルの全弟で、ローズミラクルやアジュールローズの3/4弟で、ジュビリーヘッドの叔父。母ヴィアンローズはノネット賞(仏G3・芝2000m)勝ち馬。母父セーヴルロゼはグルームダンサーやキンシャサノキセキの近親のカーリアン産駒で、

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング