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【毎日王冠回顧】最近の芝中距離重賞の例にもれず超前有利の競馬に 差し遅れた馬の次走巻き返しは?

  • 2024年10月07日(月) 18時00分
とうけいば回顧

毎日王冠を制したシックスペンス(撮影:下野雄規)


 今週は毎日王冠、京都大賞典、サウジアラビアRCと3重賞! 中でも秋GIに向けて最重要ステップである毎日王冠を取り上げます。

2024年10月6日 毎日王冠

舞台:東京 芝1,800m
勝ち時計:1:45.1
レースラップ:12.7 - 11.0 - 11.6 - 12.2 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.0 - 11.4
ペース:スローペース(47.5秒 - 45.7秒)
風向き:影響なし
脚質:かなり前有利
馬場:やや内有利

【レースポイント】

1. 前後半800mは47.5秒 - 45.7秒のスローペース!
2. レース上がりは33.7秒と後方勢は不利の競馬
3. 超前有利の競馬で差し遅れした馬は巻き返しに期待

【レース概要】

 前日の雨の影響はほとんどなく、朝から良馬場で開催された毎日王冠は開幕週らしい高速馬場。

 レースは逃げ候補のヤマニンサルバムが最内枠ですぐに包まれ、さらに先行しそうなエルトンバローズとニシノスーベニアが出遅れ。結果、逃げたホウオウビスケッツには誰も競りかけることなく、レースの前後半800mは47.5秒 - 45.7秒のスローペース。

 レース後半1000mは57.6秒、600mは33.7秒とかなり速く、後方にいた馬は物理的にも届きにくい競馬になった。最近の芝中距離重賞あるあるだが、毎日王冠も例にもれず超前有利の競馬。

 回顧のポイントは、シンプルに後方からの競馬になり、差し遅れした馬の巻き返しを狙うこと。また、道中のペースが遅かったことで折り合いを欠いた馬が複数いるため、パトロールビデオでしっかりとチェックすべきレースとなった。

【各馬解説】

1着:シックスペンス
 好スタートも無理せず番手後ろ。前走が嘘かと思うほどぴったりと折り合うと、直線はラストまで脚色良く差してきて勝利。

 スローペースで展開は向いたが、

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2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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