【大阪スポーツ杯予想】キングストンボーイが追い切りで好気配 主戦格の鞍上と実績ある舞台で巻き返す
乗り替わり・斤量増の馬多数
3場開催の特殊な3日間競馬が関係して、乗り替わりの馬が10頭もいるところが大きなポイント。また、オープン特別のため、前走はハンデ戦に出走していた馬がかなり多い。前走より負担重量減になった馬は少なく、負担重量が「1〜5」キロ増えた馬が半数以上いる点に注意する必要もある。
追い切りタイムは例によって平凡でも、好気配の動きが目立った6歳セン馬キングストンボーイ(父ドゥラメンテ)に注目したい。鞍上が、過去の全2勝、重賞2着がある主戦格のC.ルメール騎手に戻った利は大きい。また、前走比1キロ増の57キロだがこれは背負い慣れている負担重量で、2走前に「平城京S」ダート1800mを1分51秒4の自己最高時計で2着した時と同じだから不利ではない。
3歳春に「青葉賞」を2着したこともあるキングストンボーイは、順調に使い込めない弱みがあって、再三の放牧、休養、転厩、去勢手術など、さまざまな過程を経てきた。6歳の今年からはダート戦に方向転換。まだ勝ち星はないが、再三の出負けのロスを克服しながら、ダート4戦「0秒3〜0秒6差」で凡走はない。2走前に好時計で2着した平城京Sと同じ京都ダート1800mなら、今回はチャンスだ。
2018年の皐月賞馬エポカドーロ(父オルフェーヴル)の半弟だが、万能型の名種牡馬であることを示しているドゥラメンテ産駒で、母の父はフォーティナイナー。母方もダート戦に心配はない。6歳秋はたしかにベテランだが、まだ通算17戦。かつてより順調に出走できるようになった。久しぶりの勝利で再浮上したい。
相手は、久々を1回使ってさらに前進が望めるミスティックロア、屈腱炎を克服して本来の動きを取り戻したデリカダ、武豊騎手を配してきたクールミラボー、前走でオープン特別を制している好調バハルダール。