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【府中牝馬S予想】ブレイディヴェーグに大きな死角なし 秋華賞に負けず劣らずの好メンバー集結

  • 2024年10月13日(日) 18時00分

侮りがたい5、6歳馬も…


 前日の秋華賞と同じでこのGII重賞に出走する牝馬はみんな名牝系の期待馬だが、今年は三冠牝馬リバティアイランドと同期のハイレベルの4歳牝馬がそろった。

 中でも昨年の「ローズS1800m」をJRAレコードの1分43秒0で制した【4-1-1-2】のマスクトディーヴァ(父ルーラーシップ)と、1分43秒2で追い詰めた【3-2-0-0】のブレイディヴェーグ(父ロードカナロア)の二度目の対戦には興味がある。2頭ともに同じ4歳牝馬の中でもキャリアは少なく、まだこれからさらにパワーアップしてくれる可能性を秘めている。

 前者はローズSのあとGI・2戦を中心に【1-1-1-1】。後者は古馬相手のGIエリザベス女王杯を制している。そのブレイディヴェーグは、今回は長期休養明けでただ1頭だけ57キロ。ふつうに考えれば不利だが、東京の芝は2戦2勝。二度の骨折休養明けでも3戦2勝。ローズSではマスクトディーヴァに負けたが、猛烈なスピードレースなのに出負けして置かれすぎた。主戦C.ルメール騎手が続けて騎乗するので、大きな死角はない。ブレイディヴェーグから入りたい。

 マスクトディーヴァ(母の父ディープインパクト)の祖母は、重賞3勝を中心に計10勝もしたタフなスピード型だったビハインドザマスク(父ホワイトマズル)。

 一方、ブレイディヴェーグの母インナーアージ(父ディープインパクト)はオークス、秋華賞を制したミッキークイーンの全姉。注目馬2頭の母の父の登場するディープインパクトは、今年、BMSランキングで2023年に続いてトップに立っている。

 侮れない5歳、6歳馬もいるが、コンクシェル(父キズナ、母の父ガリレオ)、ハーパー(父ハーツクライ、母はアルゼンチンのG1を含め6勝)など、これからさらに強くなりそうな4歳馬に期待馬したい。5歳馬では好気配のライラック、コスタボニータが穴馬。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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