チャンピオンズCをにらんで東京マイルで行われる別定戦。22年はギルデッドミラー(母父ティズナウ)とレモンポップ(父レモンドロップキッド)と、シアトルスルーの血を引く馬のワンツーだった。ダートをストライドで走る東京マイル向きの血で、23年1着ドライスタウト(父シニスターミニスター)や19年1着ワンダーリーデル(父スタチューオブリバティ)もシアトルスルーの血を引いていた。また最近は、ギルデッドミラー、エアスピネル、タイムフライヤー、バスラットレオンと、若い頃は芝で活躍していた馬の活躍も目立つ。(解説:望田潤)
エンペラーワケア サンライズラポールやアスクオンディープの半弟で、アルシバイアディーズS(米G1・ダ8.5F)のダンシングラグズの甥。牝祖ジュエルプリンセスはBCディスタフ(米G1・ダ9F)などに勝った北米古牝馬チャンピオン。そこにロードカナロアでストームキャット3×3となったが、母方の北米パワーも強く受け継ぎ、ダートでは[6-2-0-0]と底を見せていない。前走エニフSも59キロを背負って強い内容だったが、ロードカナロア産駒で体型や体格からも1400ベストには違いない。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
カズペトシーン ステラフィオーレの3/4弟で、エストレヤデベレンの半兄。ワキノカイザー、タイムズアロー、アントニオピサの甥で、センチュリオンのイトコ。アーテルアストレアも近親のダート一族だ。父ルーラーシップはエアグルーヴの息子でキセキ、メールドグラース、ソウルラッシュなどを輩出。距離を1800に延ばして連勝中だが、母父はスプリンターのファスリエフだし、肉量豊富でマイル戦なら対応できそうな雰囲気だ。東京は差しやすいだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
コスタノヴァ リレーションシップの3/4弟でファイアンクランツの3/4兄。母カラフルブラッサムはJRA3勝(芝1800〜2000)。