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【マイルCS回顧】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化 来年以降のマイル路線は?

  • 2024年11月18日(月) 18時00分
とうけいば回顧

マイルCSを制したソウルラッシュ(c)netkeiba


 本日はマイルチャンピオンシップ!

 今週からいつもの回顧文に加え、各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数にしています。直感的にもわかりやすいかと思いますので、ぜひ皆様の回顧に役立ててください。

2024年11月17日 マイルCS

舞台:京都 芝1,600m(外回り)
勝ち時計:1:32.0
レースラップ:12.2 - 10.6 - 11.0 - 11.9 - 11.8 - 11.6 - 11.4 - 11.5
ペース:逃げ馬以外は平均ペース
風向き:影響なし
脚質:フラット
馬場:外有利

【レースポイント】

1. 逃げ馬が引き離した逃げ。2番手以下は平均的なペース。
2. 馬場は明確に外有利。外からスムーズに加速できた馬に恩恵あり。
3. 同日の京都12R比較で2着以下のレベルは??

【レース概要】

 バルサムノートが2番手以下を引き離して逃げ、レースラップは前後半600mが33.8秒 - 34.5秒とやや速いペース。レース中間では大きくペースも緩んでおり、いかにも京都外回りらしい競馬になっていた。

 ただし2番手以下はレース中間で逃げ馬に取りつき、直線入口までに馬群は一団。よって逃げ馬以外は平均的なペースになった。

 馬場はBコース3週目で全体的に荒れ、特に馬場の内側は状態が悪かった。マイルらしく道中のペースも速かったことから荒れた馬場を走る不利は見た目以上に大きく、明確に外有利な競馬になった。よって内枠の馬や馬場の内目を通った馬は、着順ほど悲観する内容ではないのでチェックすべきレース。

 勝ったソウルラッシュはラストの脚色も良かったので着差以上に強い印象があるが、2着以下は大混戦。同日の京都12RはマイルCSと同条件だったが、単純な数字比較でもクラスほどの差は感じない。よってマイルCSの2着以下はGIとはいえ過大評価はせず、来年以降のマイル路線も主役不在の混戦模様が予想される。

≪2024年11月17日≫
●京都11R マイルCS
2着:エルトンバローズ
走破時計1分32秒4 
上がり3ハロン34.2秒

●京都12R 2勝クラス
1着:ワールズエンド
走破時計1分33秒1
上がり3ハロン33.9秒

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:ソウルラッシュ 5点
 出たなりで後方馬群内。道中は馬場の良い外目を追走。4コーナーから直線にかけて前が空いたのでスムーズに加速すると、ラストまで突き抜けて圧勝。

 スムーズな競馬ができたのもあるが、

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2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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