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【ジャパンC予想】外国馬3頭の評価は意外にも…? 本命党向きの一戦も軸難解

  • 2024年11月22日(金) 18時00分

大穴馬の台頭は望み薄か


 ジャパンCは過去10年で8番人気以下が[0-0-0-98]、6番人気から3着馬が2頭、7番人気から2着が1頭出ているだけで5番人気以内ばかりが来る本命党向きレース。馬を絞るか、買い目を工夫することが必要だ。

 ドウデュースは良馬場ならやはり強いことを前走で証明したし、昨年のジャパンCよりは相手関係が楽。ここで全くの不発ということはないはず。ただ前走を踏まえで極端に溜める競馬をする可能性があり、そうなると差し遅れの僅差2着といったことはありうる。

 チェルヴィニアは古牡馬相手でどうかというところだが、過去の牝馬は勝ち切れないまでもわりと通用している。窮屈なポジションに置かれたくないので真ん中の枠は悪くない。ドウデュースを意識して積極的な位置取りをする可能性があり、そのうえでしっかりした末脚を繰り出すようなら単勝の魅力が出てくる。

 ジャスティンパレスは前走からの400m延長がプラスに働くはず。直線前半で進路を探すシーンがありつつ僅差の4着は、やはり力がある。ドウデュースが外差しにきそうなので、多少ギャンブルでも内寄りの競馬をしたい。

 スターズオンアースは前付けもできるので、差しタイプの有力馬が多いここでは本来面白い存在。しかし14番枠を引いてしまったのが正直痛い。内枠なら本命も考えたいところだった。外枠から積極的に出していって前・内の競馬ができれば人気以上の好走も。

 ドゥレッツァ、シンエンペラーといったところも気になるが、このあたりに全部シルシを回すと買い目が多くなりすぎる。いっそ内枠だけを頼りにブローザホーンとか、そこまで思い切る必要があるかもしれない。

 外国馬3頭ではやはりオーギュストロダンだろう。サンタアニタ競馬場で軽い芝の適性も示している。ただ常勝の馬というわけではないし、馬券的には扱いが難しい。来てくれたことには感謝だが……。ゴリアットは血統的にはちょっと重い印象だが、枠順は最高のものを引いた。ファンタスティックムーンはここ最近の来日馬の典型的な存在という印象。個人的にはこの3頭はオーギュストロダンに△を打つにとどめることにした。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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