中山芝内3600のマラソンレース。とにかく最近はオルフェーヴル産駒が走りまくる重賞で、23年はアイアンバローズ1着、22年はシルヴァーソニック1着、21年はアイアンバローズ2着シルヴァーソニック3着、20年はオセアグレイト1着タガノディアマンテ2着。しかも22年はゴールドシップ産駒プリュムドールが2着で、ステイゴールド系の運動会と化しているといっても過言ではない。取り上げた5頭では、ミクソロジーがオルフェーヴル産駒で、メイショウブレゲがゴールドシップ産駒。(解説:望田潤)
シルブロン メールドグラースの半弟で、グラスボンバーやフォトジェニーの甥で、母グレイシアブルーはJRA3勝。近親にブルーダスターやザイーテンといった欧州短距離G1勝ち馬がいる。父トーセンジョーダンは秋天に勝ったジャングルポケット産駒でキタノインディやアズマヘリテージなどの父。晩成血統が開眼しオープン入りを果たしたが、最近はもうワンパンチ足りないレースがつづく。燃費のよい走りはステイヤーっぽいのだが、道中ズブいのが開幕週の中山でどうか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
フェーングロッテン ピクシーナイトの半弟で、母ピクシーホロウはJRA3勝(芝1500〜1800)。牝祖シンコウエンジェルはクィーンズバーン、ワイルドソルジャー、ダノンカモンなどを産んだ有能な繁殖。ブラックタイド×キングヘイロー×サクラバクシンオーだからイクイノックスをスピードに寄せたような構成で、「父スタミナ×母スピード」らしい前向きな先行脚質に出た。中距離の先行で鳴らしたが最近は行き脚が影を潜めている。長距離に活路を求めるも母方はスピード型で…。
距離○ スピード◎ 底力○ コース○