チャンピオンズCを制したレモンポップ(c)netkeiba
今週はチャンピオンズカップの回顧!
数少ないダートGIだけにハイレベルなメンバーが集まり、またレモンポップが有終の美を飾るなど注目度の高いレースになりました。年末には東京大賞典もありますし、しっかり回顧して次に備えます。
2024年12月1日 チャンピオンズC舞台:中京 ダ1,800m
勝ち時計:1:50.1
レースラップ:12.6 - 11.0 - 12.4 - 12.2 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 12.0 - 12.7
ペース:ややハイペース(48.2秒 - 49.3秒)
風向き:影響なし
脚質:フラット
馬場:内有利
【レースポイント】1. 道中はペースが緩まず、前後半800mは48.2秒 - 49.3秒とGIらしくタイトな競馬。
2. コーナーもスピードが落ちず、外を回した馬はかなり不利が大きい。
3. 来年以降、ダート路線の勢力図は大きく変わるかもしれない。
【レース概要】 今年もレモンポップが果敢に逃げる展開。
道中は大きくペースを緩めず、前後半800mは48.2秒 - 49.3秒とGIらしくタイトな競馬。また、昨年よりもコーナー区間でペースを落とさなかったことで、外差し組を壊滅させる完璧なペース配分だった。
いかにも中京らしい器用さが求められたレースで、道中で内から1・2頭分をロスなく走った馬が上位を独占。脚質的にはフラットなため、回顧のポイントはシンプルで、外を回して不利があった馬をチェックすること。
また、1〜3着馬は昨年とまったく同じメンバーであり、1〜5着馬にはすでに6歳以上が3頭もいる代わり映えのないメンバー。
加えて、6着のサンライズジパング(3歳馬)が不利を考慮するとかなり強い競馬だったことからも、現3歳世代(フォーエバーヤング、ミッキーファイト、ラムジェット)は相当レベルが高い。
以上から、来年はダートGI路線の勢力図がガラっと変わる可能性を秘めており、新興勢力に注目して予想していきたい。
【回顧点数表】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】1着:レモンポップ 4点
やや主張して逃げ。道中はほとんどペースを落さず一貫ペースで、前後半800mは48.2秒 - 49.3秒とGIらしくキツいペース。ラスト1ハロンは失速したが、ハナ差凌いで勝利。
2ハロン目で11.0秒と比較的速いペースを踏んだこと、