【中日新聞杯予想】休養明けでも狙いたいマテンロウレオ レース傾向と実績に刻まれた買い要素とは
高配当のカギは“ベテラン馬”
伝統の「中日新聞杯」は、2000年から2011年まで12月。再び2017年から12月に戻るなど施行時期が変動してきた。かつても傾向は同じだったが、12月に移った2017年以降の7年間、馬券圏内に好走した計21頭中のうち、15頭を若い「3-4歳馬」が占めている。これは時期からして当然のことか。
ただ、残る6頭の5歳以上の好走馬は「12、7、8、17、10、13」番人気だった記録がある。上昇の魅力の薄れたベテランが馬券に絡むと3連単は高配当になる。
休養明けだが入念に乗って仕上がった5歳マテンロウレオ(父ハーツクライ)を買いたい。中京2000mに出走は過去2回、2022年のきさらぎ賞は1着。中日新聞杯はGI馬キラーアビリティのクビ差2着だった。
父ハーツクライ、母の父ブライアンズタイム。タフに活躍する血統背景を持ち、5歳秋に陰りを見せるタイプではない。イトコにあたるマイスタイル(父ハーツクライ)は、5歳時に函館記念を勝っている。
また、マテンロウレオは骨折休養明けで約6カ月ぶりだった2022年のアンドロメダS(阪神2000m)を、初の古馬相手に5番人気で快勝しているから、ポン駆けは利くタイプ。コース適性と、好仕上がりに期待したい。内枠なので先行策も取れる。
例年の傾向通りだと、皐月賞2着の3歳コスモキュランダが最有力だが、動き抜群の5歳馬キングズパレス、ようやく立ち直った5歳馬デシエルトが相手本線。連穴には中京3勝の巧者フライライクバード、手の合う田辺裕信騎手を配してきた6歳アドマイヤハレーを入れたい。