今年は京都で行われる2歳女王決定戦。フォーエバーヤングの半妹ブラウンラチェット、アメリカからの刺客メイデイレディ、9分の2の抽選をくぐり抜けたショウナンザナドゥあたりが人気に推されそうですが、妙味の観点から軸にもっとも相応しいのはどの馬なのでしょうか?
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
初めての外国馬参戦をどう見るべき?
編集K3(以下、K3) 今週は阪神JFです。今年の注目は京都で開催されることと、BCジュベナイルフィリーズターフで2着に好走したメイデイレディが参戦することですね。
卍 今年はマイルCSやジャパンCに外国馬の出走がありましたけど、まさか阪神JFにも来るとは思いませんでしたね。
K3 OBSセール出身ですでに4戦消化ということですから完成度は高いんでしょうけど、問題は日本適性ですよね。
卍 BCジュベナイルフィリーズターフが行われたデルマー競馬場の芝コースは1周が1400mほどの小さいコースみたいですね。もちろんアメリカなので左回りです。
K3 右回りで1周1932.4m(Cコース)の京都外回りで同じ競馬ができるかは疑問ですよね。
卍 メイデイレディの父はTapitですけど、妙味度を見てもかなり低いんですよね(※画像は電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2024』のTapitのページです。100が平均値)。
K3 芝よりダート、右回りより左回りという特徴がうかがえますね。
卍 普通に考えて、あまりにも人気するなら買わないほうがいいでしょうね。
K3 では、妙味度を見ながら解説をお願いします。
卍 はい。上位人気馬の総合妙味度は以下のようになっています。