阪神JFを制したアルマヴェローチェ(c)netkeiba
今週は阪神ジュベナイルフィリーズ!
クラシック第一戦の桜花賞も同じ距離で行われるため、阪神JFの回顧は大変重要になります。来年のためにも今からしっかりと回顧していきましょう。
2024年12月8日 阪神JF舞台:京都 芝1,600m(外回り)
勝ち時計:1:33.4
レースラップ:12.1 - 10.6 - 11.5 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 11.5 - 11.4
ペース:ややハイペース(34.2秒 - 34.9秒)
風向き:直線追い風、向正面向かい風
脚質:やや差し有利
馬場:フラット、直線はやや外有利
【レースポイント】1. 向正面で向かい風の中、前半600mが34.2秒と数字以上に早いペース
2. 馬場はフラット。コーナーで緩んだことにより外を回すデメリットは小さい
3. やや差し有利の展開。上位2頭は着差どおり抜けており、3着以下は混戦
【レース概要】 今週の京都競馬場は西からの風が強く、向正面は向かい風。
前後半600mは34.2秒 - 34.9秒と数字だけみれば平均〜ややハイペースだが、風を考慮すると数字以上に厳しいペースで、逃げ・先行馬には厳しい競馬になった。
京都競馬場の外回りらしく3コーナーからの登り坂でペースが緩んだ上、冬の芝で馬場は荒れ気味。よって外を走るデメリットはなく、馬場はフラットで比較的能力が問われやすい競馬になった。
最後の直線は追い風が吹いていたので、ラスト2ハロンが11.5秒→11.4秒と加速ラップになったことは驚くべきことではない。それでも勝ったアルマヴェローチェは他馬比較で明らかにラストまで脚色が良く、着差以上に上積みがある勝利だった。現牝馬路線では一枚抜けたポテンシャルを持っていると判断できる。
回顧のポイントは展開向かず、前で競馬した馬を着順以上に評価すること。また2歳の牝馬らしく関西への輸送で能力を発揮できなかった馬が複数いたため、関東圏での競馬で巻き返しに期待したい。
【回顧点数表】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】1着:アルマヴェローチェ 4点
中団の外目。折り合いバッチリで手ごたえよく直線に向くと、ラストまで脚色衰えることなく突き放して勝利。
直線は追い風だったので加速ラップであることは大きな加点にならないが、