枠番別成績から分析
最近は開催が進んでも芝コースが傷まないようになり、見た目は荒れているようでも、そこを通った馬が問題なく伸びたりもする。
しかしこの秋の京都はだいぶ開催を引っ張ってきたし、阪神JFなどを見ると「さすがに外差しになったきたのかも」とも感じる。
とはいえ、阪神JFで外を伸びた2頭のうち1頭は馬番1番(ビップデイジー)。外差しで決め打つとしても最後誰が外から来るかは読みようがないので、大きい馬番を頼りたくなるところだがそう単純ではない面もある。さらに京都芝は今週からDコース使用。いろいろとややこしい。
そこであまり深く考えず、「京都芝1600m外回りでDコース使用」の枠番別成績を見てみる。改修による休催期間があったので対象期間は長めに、2014年以降とする。芝1600m外回りの仮柵位置別施行数は、Aコースが81、BとCコースが各60、Dコースは16となっている。この16レースについて枠番別成績を見るとこうなる。
Dコース使用は開催日次が進んでいることが多いが、少なくとも内半分が悪いということはなく、回収率を見るとむしろ外半分より良い印象だ。
実際には出走頭数の問題もある。8枠は8頭立て8番と18頭立て16〜18番ではだいぶ話が違う。
今回対象にした16レースのうち、16頭立て以上だったのは5レース。その勝ち馬5頭はすべて1〜4枠から出ている。1〜4枠は[5-1-2-31]で勝率12.8%・複勝率20.5%。回収率は11番人気で勝った馬がいることもあり単勝307%・複勝113%と高い。5〜8枠は[0-4-3-38]で複勝率15.6%。馬券に絡んだ7頭のうち6番人気以下は1頭のみで、複勝回収率は44%と低い。
今週ヤマを張るなら、「人気馬なら外でも嫌う必要はないが、内半分か外半分なら内半分重視」というところだろうか。自分の買いたい馬とかみ合うか心配だが、いまの時点ではこう考えておく。