【ターコイズS予想】波乱が予想される牝馬限定戦 マイル好記録のドゥアイズに期待
鞍上にも恵まれ重賞初制覇なるか
ハンデ戦の「ターコイズステークス」が重賞に昇格して過去9回。毎年フルゲート(16頭)の牝馬限定戦らしく、この9年間で6番人気以下の伏兵が12頭も馬券圏内に台頭している。
トップハンデが55.5キロで、定量の56キロを課せられた馬がいない組み合わせ。今年も波乱は十分に考えられる。軸馬を決めたら人気薄の伏兵にも手を広げたい。
その主軸が難しいが、これまで2走前のヴィクトリアマイルなど1600mの牝馬GI「3、5、4」着のドゥアイズ(父ルーラーシップ)に期待したい。リバティアイランドの勝った阪神JFを0秒4差。桜花賞は0秒6差。テンハッピーローズの制した今春のヴィクトリアマイルはわずか0秒3差だった。ここならランキングは一枚上だ。だが、近走の成績と、今回の枠順からそれほど人気ではない。この中間、素晴らしい動きを見せて鞍上にC.デムーロJを確保することができた。
ここまで13戦、掲示板に載らなかった2回はともに2000m以上。1800m以下の11戦はすべて5着以内だ。2走前のGI(定量56キロ)を0秒3差の4着は、ゴール前まだ脚があった印象を与えている。トップハンデとはいえ、今回は0.5キロ減だ。
人気上位のミアネーロ、アルジーヌを軽視する手はないが、ともにマイル戦に好記録はない。あくまで相手の抑えに回して、絶好調53キロのビヨンドザヴァレー、ハンデ有利な好仕上がりの3歳イフェイオン。シングザットソングは枠順に恵まれなかったから抑えの1頭だが、アドマイヤベルの1600mは初めてでも、2017年のヴィクトリアマイルの勝ち馬アドマイヤリードの半妹。マイル戦はプラスをもたらすと思える。