【有馬記念予想】主要GIから来る馬たちをどう扱うか
前走2〜5着組の回収率に注目
有馬記念といえば前走ジャパンC組、ジャパンCをパスした前走天皇賞(秋)組、前走菊花賞組で好走馬の多くを占める。この3つを合わせると過去10年で[8-7-7-61]なので、馬券に絡んだ馬の7割以上を占めている。
この3レースはGIで、当然レースはハイレベル。それゆえ、そこで大敗してしまっても有馬記念での復活があるのでは…と考えたくなる。
しかし、実際にはどれだけハイレベルなGIでも、掲示板を外してきた馬は厳しい。前走でこの3レースに出走し、掲示板外だった馬は有馬記念で過去10年[0-2-0-39]。となっている。2着したのは2019年のサートゥルナーリアと14年のトゥザワールドで、それぞれ同年に中山のGI・GIIで勝ち鞍があった。
過去20年まで遡れば前走大敗馬の好走はもっとあるので全部消す必要はないが、ちょっと軸にはしづらい。
ただ、掲示板に入る程度の負け方なら望みはまだある。前述の3レースを勝ってきた馬は過去10年で[3-2-3-5]で勝率23.1%・複勝率61.5%だが、前走2〜5着組は[5-3-4-17]で勝率17.2%・複勝率41.4%。天と地ほどの違いはない。後者は人気薄で好走した馬もいるので回収率も単93%・複99%とそれなりに高い。
今年の該当馬は現時点でジャスティンパレス、ホウオウビスケッツ、ショウナンラプンタ。3連複フォーメーションでドウデュースから2列目をこの3頭というのも一案だし、まさかの大駆けまで期待するのも一興だろう。