有馬記念を制したレガレイラ(写真左、撮影:下野雄規)
今週の回顧は有馬記念です。
◎レガレイラで予想も的中。見解通りの結果になっており、回顧してきた甲斐がありました。来年以降に向けて、今週もしっかりと回顧していきます。
2024年12月22日 有馬記念舞台:中山 芝2,500m
勝ち時計:2:31.8
レースラップ:6.8 - 11.7 - 12.9 - 12.4 - 12.4 - 13.3 - 12.4 - 12.0 - 11.3 - 11.4 - 11.6 - 11.5 - 12.1
ペース:スローペース
風向き:直線向かい風
脚質:やや前有利
馬場:やや内有利
【レースポイント】1. 天皇賞(秋)、ジャパンカップと同様に逃げ馬不在のスローペース
2. 残り1000mからのロングスパート戦で長く良い脚を使える馬向きの展開
3. 3〜4コーナーはペースが速く、外を回した馬の不利が大きい
【レース概要】 天皇賞(秋)、ジャパンCと同様に生粋の逃げ馬不在で行われた今年の有馬記念は、最内枠からダノンデサイルの逃げ。レース序盤は向かい風の影響を受けたとはいえ、前半1000mは62.9秒と超スローペース。道中でまくる馬もおらず、やや前が有利な競馬になりました。
レースは内回りコースらしく、残り1000mから1ハロン11.3秒と強烈なロングスパート戦。後半1000mは57.9秒とかなり速くなっており、今年の日本ダービーのように後半でいかに速いスピードで走れるかが問われる競馬になりました。
よって回顧のポイントは
1. スローペースで前有利になり、後方の馬は展開が向かなかったこと
2. コーナー区間のペースが速く、外を回した馬の不利が大きいこと
の2点。
【回顧点数表】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】1着:レガレイラ 4点
やや出負けも、持ったまま番手の後ろの絶好位。道中は折り合いぴったりで、直線だけ外。そのまま突き抜け、ハナ差凌いでの1着。エリザベス女王杯でもかなりテンが出るようになっていたし、秋になりゲートを改善したことが大きい。日本ダービーで見せた