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「勝てると思わなかった」宝塚記念制覇、4度の海外遠征も経験──菅原明良騎手が目指す次なる目標【躍進の若手騎手特集 #1】

  • 2025年01月15日(水) 18時02分
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▲2024宝塚記念でGI初制覇を果たした菅原明良騎手(c)netkeiba


2024年、GIレースを勝利し躍進を果たした岩田望来騎手、菅原明良騎手、団野大成騎手は、いずれも競馬学校35期の同期生です。今回の特集では、3名それぞれに昨年のGI勝利を含む振り返りと、今年の抱負を伺いました。

第2回は菅原明良騎手にインタビュー。ブローザホーンと共にGI初制覇を果たした宝塚記念や、4度の海外レース参戦を振り返り。関西で活躍する同期たちとの関係や、2025年の新たな目標を語ります!

前回はこちら▼
「やっとGIを勝てた」アルマヴェローチェと制した阪神JF──岩田望来騎手が描く今年の目標【躍進の若手騎手特集 #1】

(取材・文:ハツミ☆オカ)

宝塚記念直後に感じたことは…「信じられない」


──昨年は宝塚記念をブローザホーンで勝ち、初のGI制覇を達成しました。2024年はどのような1年だったと感じていますか?

菅原明 宝塚記念でGIを初めて勝たせてもらえましたし、海外競馬にも参加することができました。それも3か国で4回(ワープスピード=コーフィールドC、メルボルンCの豪州遠征、メタマックス=ブリーダーズCスプリントの米国遠征、トウシンマカオ=香港スプリントの香港遠征)も。刺激的な1年になっただけでなく、いい経験もさせてもらったと感じています。騎乗依頼をしていただいた関係者の方々には、本当に感謝しています。

──宝塚記念の勝利や海外競馬を経験したことで、ご自身の中に変化のようなものは生まれていますか?

菅原明 レースになってしまえば、自分のやることは決まっていますし、そこは日本と変わりはないと思いますが、初めての競馬場で騎乗できた経験は、とても大きいものです。そこで乗るということが、まずは大変なことですから。

 繰り返しになってしまいますが、そのようなレースの騎乗を依頼していただいた関係者の方々への感謝を感じています。GIを勝ったことなどによる変化は特にない、と思ってはいますが、心に余裕を持った状態で競馬に臨めるようになったかもしれません。

──宝塚記念を勝ったブローザホーンについて聞かせてください。レース当日は同馬が得意とする雨馬場。3番人気の支持を受けての出走でした。

菅原明 重馬場での成績は出ていましたし、いい競馬ができるだろうとは思っていました。とはいえ、

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