▲2024宝塚記念でGI初制覇を果たした菅原明良騎手(c)netkeiba
宝塚記念直後に感じたことは…「信じられない」
──昨年は宝塚記念をブローザホーンで勝ち、初のGI制覇を達成しました。2024年はどのような1年だったと感じていますか?
菅原明 宝塚記念でGIを初めて勝たせてもらえましたし、海外競馬にも参加することができました。それも3か国で4回(ワープスピード=コーフィールドC、メルボルンCの豪州遠征、メタマックス=ブリーダーズCスプリントの米国遠征、トウシンマカオ=香港スプリントの香港遠征)も。刺激的な1年になっただけでなく、いい経験もさせてもらったと感じています。騎乗依頼をしていただいた関係者の方々には、本当に感謝しています。
──宝塚記念の勝利や海外競馬を経験したことで、ご自身の中に変化のようなものは生まれていますか?
菅原明 レースになってしまえば、自分のやることは決まっていますし、そこは日本と変わりはないと思いますが、初めての競馬場で騎乗できた経験は、とても大きいものです。そこで乗るということが、まずは大変なことですから。
繰り返しになってしまいますが、そのようなレースの騎乗を依頼していただいた関係者の方々への感謝を感じています。GIを勝ったことなどによる変化は特にない、と思ってはいますが、心に余裕を持った状態で競馬に臨めるようになったかもしれません。
──宝塚記念を勝ったブローザホーンについて聞かせてください。レース当日は同馬が得意とする雨馬場。3番人気の支持を受けての出走でした。
菅原明 重馬場での成績は出ていましたし、いい競馬ができるだろうとは思っていました。とはいえ、