今年は中京芝2200で行われる日経新春杯。中京で行われた21〜23年の結果を振り返ると、22年1着ヨーホーレイクは中京芝2000のきさらぎ賞2着、2着ステラヴェローチェは中京2200の神戸新聞杯1着。23年1着ヴェルトライゼンデは中京2200の神戸新聞杯2着、2着キングオブドラゴンは中京芝2200の尾張特別2着。21年1着ショウリュウイクゾは中京芝2200のムーンライトH2着、2着ミスマンマミーアは中京芝2200の木曽川特別勝ち。中京芝中距離の実績を重視したい。取り上げたなかでは、ホールネスとマイネルエンペラーが中京芝2200の特別を勝っており、ショウナンラプンタは昨秋の中京の神戸新聞杯3着。ここまで血統の話なし…。(解説:望田潤)
ヴェローチェエラ オックスリップの3/4弟で、母イプスウィッチはラクープ(仏G3・芝2000m)2着。母母インペリアルビューティはアベイドロンシャン賞(仏G1・芝1000m)勝ち。Qエリザベス二世チャレンジCS(米G1・芝9F)を勝利した、トゥギャザーも同牝系。父リアルスティールは良血のディープインパクト産駒でフォーエバーヤングやレーベンスティールなどを出している。重厚な欧州牝系で、芝2400以上は[3-1-0-0]でショウナンラプンタにクビ差負けただけ。ここは2200だから願わくば時計がかかってほしい。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
サリエラ サラキアやエスコーラの全妹で、サリオスの3/4妹でサフィラの3/4姉。母サロミナは独オークス馬。セリエンホルデやシュネルマイスターも近親の有力ドイツ牝系だ。母父ロミタスは独年度代表馬で独リーディングサイアー。ディープインパクト×サロミナは晩成ステイヤー傾向が強く、本馬も前走時418キロの無駄肉のないステイヤーっぽい体質。近2走をみても、2200は少し距離不足の感はあるだけに…。脚元からも馬場が渋るのはプラス。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○