毎年同じことを書いているが、この時期の中山芝2000の重賞はロベルトの血が強い。昨年の京成杯はロベルト4×5のダノンデサイルが5人気1着で、父スワーヴリチャードのアーバンシックが2人気2着、父ゴールドシップのコスモブッドレアが10人気3着。4人気4着ハヤテノフクノスケも母がロベルト3×4だし、12人気5着ニシノフィアンスも母母父ブライアンズタイムで、ロベルトもちが掲示板を独占した。今年の中山金杯もアルナシーム(父モーリス)とマイネルモーント(ロベルト6×5)、ロベルトもちのワンツーだったのである。(解説:望田潤)
インターポーザー インファイターの全弟で、フサイチリシャールやライラプスやビーチサンバの甥。クロノジェネシスやノームコアも近親。この牝系のエピファネイア産駒にはビザンチンドリームやプロクレイアがいる。エピファネイア×ルーラーシップはステレンボッシュと同じ。血統どおりの胴長体型の中距離馬で、前走は中京2000で外々を回って差し切り。先々が楽しみな素材だしまだまだ良くなりそうだが、中山内2000であの手が通用するかどうかだ。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
ガルダイア アエロリットの半弟で、キングレオポルドの甥で、ミッキーアイルやタイセイスターリーのイトコ。母母アイルドフランスはミネルヴ賞(仏G3・芝2500m)勝ち。牝祖ステラマドリッドからはラッキーライラックやダイヤモンドビコーなどが出る。父エピファネイアはエフフォーリア、デアリングタクト、ダノンデサイルなどを出す長距離砲。長手の体型のエピファネイア産駒で、ベゴニア賞をみてもマイルは忙しそうだ。距離延長はプラスだが、中山より東京向きの印象も。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○