【日経新春杯予想】上位人気の4歳馬が堅調な日経新春杯
今年は人気薄でもGI実績あり
今年の日経新春杯には明け4歳馬が4頭出走してきた。
日経新春杯は4歳馬がよく馬券に絡むレースで、過去10年だと[6-4-2-19]と12頭が馬券に絡んでいる。複勝率38.7%は、5歳馬の27.6%、6歳馬の23.8%よりも高い。
この4歳馬だが、穴狙いには向いていない。馬券に絡んだ12頭のうち11頭は単勝オッズ7倍未満。7倍以上のオッズだった馬は[1-0-0-14]で、馬券に絡んだのは2015年のアドマイヤデウス(単勝12.1倍で1着)だけだ。
人気順で見ても、5番人気以下だった馬は[1-0-0-13]で、アドマイヤデウスが唯一の例外ということになる。
逆に、4番人気以内かつ単勝7倍未満だった馬は[5-4-2-5]で、回収率は単複ともに100%を超えている。今年このレベルの人気になる可能性がある4歳馬はヴェローチェエラ、あとはメイショウタバルあたりか。
ただ残りの2頭も日本ダービー4着馬(サンライズアース)と菊花賞4着馬(ショウナンラプンタ)なので、今年は過去の傾向を覆して上位人気でない4歳馬も絡んでくるとか、人気馬と人気薄の両方が絡んでくるとか、そういうこともありうるだろう。
単純に数が多ければ好走馬も出やすい。過去10年で4歳馬が1頭も絡まなかったのは2021年で、このときは4歳馬が3頭だった。
今回4頭がすべて出走してくる保証はないが仮に出走してくると、グレード制導入以降15回目。これまでの14回で4歳馬が1頭も馬券に絡まなかった年はない(3着馬を出したのみという、ハズレ年はあるが)。
普通に考えれば4歳の人気上位馬を本命にするのが無難だが、仮に5歳馬を軸にする場合は、5歳以上馬だけが買い目に入る3連複・3連単にならないよう、フォーメーションの組み方などを考える必要がある。