桜花賞やオークスをにらむ3歳牝馬が集う東京芝マイル重賞。22年はドゥラメンテ産駒のスターズオンアースとベルクレスタが2着3着。21年は父キングカメハメハで母母母父トニービンのアールドヴィーヴルが2着。キングカメハメハとトニービンの組み合わせが強いのは東京マイルらしいといえるか。またクイーンズウォーク、アルセナール、アカイトリノムスメと、フレンチデピュティ~デピュティミニスター系の血をもつ馬も活躍。(解説:望田潤)
エストゥペンダ 母エストレチャダはアルゼンチン産でワヤS(米G3・芝12F)に勝った。母父オフリーワイルドはサバーバンH(米G1・ダ10F)に勝ったワイルドアゲイン産駒。ノーザンダンサーの血を全くもたないエストレチャダに、ヌレイエフ≒サドラーズウェルズ5×3のサートゥルナーリアが配されたのは評価できる。フェアリーSは後方でジックリ運び、サートゥルナーリア産駒らしいしなやかストライドで追い込んできた。東京で更に期待だが、外から差したほうがいいタイプかも。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
エンブロイダリー エーデルブルーメやアーデルリーベの姪で、母ロッテンマイヤーはクイーンC3着。牝祖ビワハイジは現阪神JF勝ち馬で、ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル、アドマイヤジャパン、アドマイヤオーラなどを産んだ名繁殖でもある。父アドマイヤマーズはダイワメジャーの代表産駒で初年度からナムラクララなどを輩出。前走は超スローの1400戦を悠然と差し切ったが、未勝利圧勝の大箱1800がベストコースとみた。東京なら重賞でも楽しめる馬だ。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ギフテッド