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【金鯱賞回顧】現状の能力は出し切った クイーンズウォークの好走要因と特殊な競馬になったわけとは?

  • 2025年03月17日(月) 18時00分
  • 8
とうけいば回顧

金鯱賞を制したクイーンズウォーク(c)netkeiba



 今週の平地重賞はスプリングSと金鯱賞。

 今回はデシエルトの大逃げで特殊な競馬になった金鯱賞を取り上げました。

2025年3月16日 金鯱賞

舞台:中京 芝2,000m
勝ち時計:2:01.3
レースラップ:13.0 - 11.2 - 11.5 - 11.3 - 11.2 - 11.9 - 12.6 - 12.7 - 12.8 - 13.1
ペース:超ハイペース(58.2秒-63.1秒)
風向き:影響なし
脚質:逃げ馬だけ不利。2番手以下はフラット
馬場:フラット

【レースポイント】

1.雨の影響&デシエルトの大逃げで上がりのかかる競馬
2.離れた2番手集団は前半1000mが約60.6秒。平均ペースで脚質の有利不利は少ない
3.上がりのかかる競馬での能力が求められた


【レース概要】

 朝から降り続く雨の影響で重馬場となった中京競馬場。

 レースはデシエルトがすんなり先頭を取ると、折り合い欠いて制御できずに大逃げ。前半1000mが58.2秒と、タフな馬場を考えれば強烈すぎるハイペースの競馬となった。

 とはいえ、離れた2番手(ホウオウビスケッツ)は前半1000m地点で約2.4秒離れていたので、前後半1000mは60.6秒-60.7秒と平均ペース。

 また、デシエルトを除いたラスト1ハロンも12.9秒程度かかっていると推測され、差し馬にも十分チャンスはある展開だった。

 よって2番手以下の集団は脚質による有利不利はなく、タフな競馬での能力が求められるレースとなった。

 回顧のポイントはオーバーペースで逃げたデシエルトの巻き返し。とはいえ、気性が荒い馬が制御できずに逃げた次走は、再度暴走するリスクが極めて高い点に注意が必要である。その他、2番手以下は有利、不利が少なく、回顧すべき点はほとんどない。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:クイーンズウォーク 4点
 逃げ馬から離れた3番手でマイペース。

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2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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