【フラワーC予想】前走の中山2000mを快勝 キズナ産駒のゴーソーファーに期待
インヴォーグはオークスで注目か
3月に行われる「フラワーC」の出走馬が4月上旬の「桜花賞」で好走したのは、2011年の勝ち馬トレンドハンター(父マンハッタンカフェ)が桜花賞で3着したのが最後。
だが、これは東日本大震災の年で開催場所は阪神競馬場。トレンドハンターは関西の所属馬だった。今年、そのトレンドハンターの6番仔インヴォーグ(父ロードカナロア)が出走する。チャンスは十分にあるが、さすがに桜花賞はちょっと日程がきつい。
オークスならフラワーC出走馬は2021年にユーバーレーベンが勝ち、2022年にはスタニングローズが2着している。出走馬大半の展望は5月のオークスなので、インヴォーグも、母トレンドハンターが骨折引退で不出走だった二冠目のオークスを目標にしたい。
現在、咋年に続き総合種牡馬ランキング1位に立つキズナ産駒が4頭いる。中でも前走、京都1800mの「つばき賞」を3歳牝馬とすれば破格の1分46秒8で3馬身差圧勝のパラディレーヌと、前走の勝ち方が光るゴーソーファーは有力。
甲乙つけ難いが、前走の中山2000mを2分00秒7で快勝のゴーソーファーに期待する。勝ち時計の2分00秒7は目立たないが、封じた相手は3月9日の弥生賞を「クビ、クビ」差3着のアロヒアリイだった。コース経験があり、地元の中山で戦える点も有利だ。
その前走は前半かなり置かれたが、3角過ぎで外から一気にスパート開始。そこからアロヒアリイの上がりを0秒8上回る34秒9で外から鮮やかに差し切った。あの2段加速の利いた鋭い切れ味は、着差以上のスケールを感じさせた。辛勝ではなかった。
スピード能力はパラディレーヌが上位としても、ここはオークス展望がテーマだけに、ゴーソーファーの成長力に期待する。母の父Ghostzapper(ゴーストザッパー)は、米の6戦無敗の三冠馬ジャスティファイや、輸入種牡馬ドレフォンの母の父に登場する。
人気のパラディレーヌ、ミッキーマドンナ、ジョスラン本線だが、伏兵の筆頭は前出のインヴォーグ(母トレンドハンター)。