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【フラワーC予想】前走の中山2000mを快勝 キズナ産駒のゴーソーファーに期待

  • 2025年03月21日(金) 18時00分
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インヴォーグはオークスで注目か


 3月に行われる「フラワーC」の出走馬が4月上旬の「桜花賞」で好走したのは、2011年の勝ち馬トレンドハンター(父マンハッタンカフェ)が桜花賞で3着したのが最後。

 だが、これは東日本大震災の年で開催場所は阪神競馬場。トレンドハンターは関西の所属馬だった。今年、そのトレンドハンターの6番仔インヴォーグ(父ロードカナロア)が出走する。チャンスは十分にあるが、さすがに桜花賞はちょっと日程がきつい。

 オークスならフラワーC出走馬は2021年にユーバーレーベンが勝ち、2022年にはスタニングローズが2着している。出走馬大半の展望は5月のオークスなので、インヴォーグも、母トレンドハンターが骨折引退で不出走だった二冠目のオークスを目標にしたい。

 現在、咋年に続き総合種牡馬ランキング1位に立つキズナ産駒が4頭いる。中でも前走、京都1800mの「つばき賞」を3歳牝馬とすれば破格の1分46秒8で3馬身差圧勝のパラディレーヌと、前走の勝ち方が光るゴーソーファーは有力。

 甲乙つけ難いが、前走の中山2000mを2分00秒7で快勝のゴーソーファーに期待する。勝ち時計の2分00秒7は目立たないが、封じた相手は3月9日の弥生賞を「クビ、クビ」差3着のアロヒアリイだった。コース経験があり、地元の中山で戦える点も有利だ。

 その前走は前半かなり置かれたが、3角過ぎで外から一気にスパート開始。そこからアロヒアリイの上がりを0秒8上回る34秒9で外から鮮やかに差し切った。あの2段加速の利いた鋭い切れ味は、着差以上のスケールを感じさせた。辛勝ではなかった。

 スピード能力はパラディレーヌが上位としても、ここはオークス展望がテーマだけに、ゴーソーファーの成長力に期待する。母の父Ghostzapper(ゴーストザッパー)は、米の6戦無敗の三冠馬ジャスティファイや、輸入種牡馬ドレフォンの母の父に登場する。

 人気のパラディレーヌ、ミッキーマドンナ、ジョスラン本線だが、伏兵の筆頭は前出のインヴォーグ(母トレンドハンター)。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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