毎日杯は21年まではディープインパクト産駒が毎年上位を占め、人気馬が強く堅いレースでもあったのだが、22年と23年は3連複万馬券。斬れるディープインパクト産駒がいなくなったからか、24年メイショウタバルと22年ピースオブエイトが逃げ切りと、最近は前残りが目立つ。また馬場が渋った24年(重)と22年(稍重)は、メイショウタバル(父ゴールドシップ)、ノーブルロジャー(ロベルト5×4)、ピースオブエイト(父スクリーンヒーロー)、ベジャール(父モーリス)と、ロベルトの血を引く馬のワンツーだったことも覚えておきたい。 (解説:望田潤)
エコロディノス ハーメティキスト、チュウワノキセキ、ミスティックグロウなどの下で、母ミスティックリップスは独オークス(独G1・芝2200m)勝ち馬。エイシンフラッシュも同牝系。母父ジェネラスは英ダービーやキングジョージVI世&クイーンエリザベスSをを勝った名馬。そこにキタサンブラックだからなかなか重厚な血統だが、父やドイツ牝系のしなやかさを受け継ぎ重苦しいタイプではない。まだまだこれからよくなりそうな中長距離型で、距離はもう少しあったほうがいいだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ガルダイア アエロリットの半弟で、キングレオポルドの甥で、ミッキーアイルやタイセイスターリーのイトコ。母母アイルドフランスはミネルヴ賞(仏G3・芝2500m)勝ち。牝祖ステラマドリッドからはラッキーライラックやダイヤモンドビコーなどが出る。父エピファネイアは