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【皐月賞予想】クラシック三冠開幕戦 有力各馬の評価は?

  • 2025年04月18日(金) 18時00分

大本命クロワデュノールに挑む馬たちをチェック


 クロワデュノールが一本かぶりになりそうな皐月賞。3戦3勝で負かした相手が別なレースを勝っているのだから、当然といえば当然ではある。

 負けることがあるとしたら、経験したことのないような前傾ラップになった場合か、はじめての2ケタ馬番なのでこれまでほど位置がとれなかった場合あたりか。しかし悪いシナリオを想像するにしても、馬券から外すことは難しい。

 サトノシャイニングはきさらぎ賞の勝ち方が強かったし、当時負かしたリンクスティップが桜花賞で3着。前走のパフォーマンスを信用する手もあるが、ちょっと人気になりすぎな気はする。定番ルート以外から来る馬というのは評価が難しい。

 エリキングは久々の一戦だが、枠は良いところを引いた。18頭立てになってもいままでと同じような好位の競馬ができれば面白いが、果たしてできるかどうか。これまでより頭数が多く枠が内なので、自分のリズムで走れるかどうかが問題でもある。

 ジョバンニはこれまで5戦5連対と安定しているし、脚質にも自在性がある。GI昇格後のホープフルSで2、3着した馬がこれまで1頭も皐月賞で馬券に絡んでいないのが気にはなるが、枠を生かした競馬をすれば上位争いは可能だろう。

 ミュージアムマイルは鞍上モレイラになったのが大きい。弥生賞4着は相場でいうと負けすぎなのだが、朝日杯FS2着馬でもあり、巻き返しての馬券圏内は可能だろう。多少強引な進路取りにはなりそうだが、3〜4コーナーでどう押し上げるかがポイントになる。

 ヴィンセンシオは弥生賞2着だが、キャリアが浅いぶん伸びしろを残している可能性はある。ただ今回はだいぶ外の枠を引いてしまったので、位置取りのために脚を使ってしまいそうな恐れはある。

 マスカレードボールはホープフルSで大敗しているため共同通信杯を勝ってきてもあまり人気にならないようだが、共同通信杯と皐月賞の相性の良さはかなりのもの。この馬だけでなく、当時2着のカラマティアノスも馬券的には面白い。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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