エプソムCは6月の梅雨入り期で馬場が渋ることも多いレースだったが、今年から施行時期が1ヶ月ほど前倒しに。最近の良馬場で行われたエプソムCは、24年がリアルスティール産駒のレーベンスティールが59キロを背負い快勝。21年は1着ザダル(父トーセンラー)、2着サトノフラッグ(父ディープインパクト)、3着ファルコニア(父ディープインパクト)と、ディープインパクト系種牡馬の産駒が1〜3着を占めた。父キズナのジューンテイクと父シルバーステートのセイウンハーデスには追い風となりそうなデータではある。(解説:望田潤)
ジューンテイク ジューンオレンジやジューンベロシティの弟で、アドマイヤビクターの甥で、トーセンガーネットのイトコで、母アドマイヤサブリナはJRA3勝(芝1200〜1400)。牝祖ツィンクルブライドは桜花賞2着で、子孫にミッキースワローやペールギュントなどがいる。キズナ×シンボリクリスエスはソングラインやアカイイトと同じだが、本馬はリファール5×4の粘着力も受け継いで前で受けるとしぶといタイプ。長休明けになるがここも前で立ち回りたい。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
シュトラウス ブルメンダールの全弟でヴィルデローゼ、ブルーメンクローネ、パールデュー、フォラブリューテの半弟。母ブルーメンブラットはマイルCS勝ち馬。近親にジョイフルハートやアドマイヤウイナーなど。父モーリスはジャックドール、ジェラルディーナ、ピクシーナイトなどを輩出。前向きすぎる気性がネックだったが、前走白富士Sでは押さえきれずハナに立つと力みが消えた。あれぐらい抜いて走れるならば、東京スポーツ杯2歳S勝ちのある1800はベスト距離。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○