ダービー最終便と言われる京都新聞杯。過去5年のうち京都で行われた24年と23年と20年の結果を振り返ると、24年が1着ジューンテイク(父キズナ)、2着ウエストナウ(父キズナ)、3着ヴェローチェエラ(父リアルスティール)とディープインパクト系のワンツースリー。23年は1着サトノグランツ(父サトノダイヤモンド)と3着リビアングラス(父キズナ)、20年は1着ディープボンド(父キズナ)と3着ファルコニア(父ディープインパクト)、ともにディープ系のワンスリー。取り上げた5頭で父ディープ系はリアルスティール産駒トッピボーンだけ。(解説:望田潤)
エムズ ダノンファンタジーやスティンガーグラスの半弟で、母ライフフォーセールはブエノスアイレス州大賞(亜G1・ダ2200m)勝ち馬。母父ノットフォーセールはアルゼンチンのリーディングサイアーでサトノフラッグ=サトノレイナス兄妹の母父でもある。父ドゥラメンテは早逝が惜しまれる名種牡馬。ドゥラメンテ産駒にはあまりいないタイプで、脚長で母方のサーゲイロードやグレイソヴリンのしなやかさで走る。京都外でも高速上がりで抜け出せるだろう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
キングスコール ウッドメモリアルS(米G1・ダ9F)勝ちベラミーロードの甥で、ロバートGディックメモリアルS(米G3・芝11F)3着ゴーンアウェイのイトコ。母父フランケルは14戦全勝の名馬で欧リーディングサイアー。父ドゥラメンテはタイトルホルダーやリバティアイランドなどを出す23年のリーディングサイアー。ドゥラメンテ×フランケルのイメージどおりのパワー型中距離馬だが、近走をみると中山内回りのコーナリングはイマイチで、京都外回りで前進は見込めそう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○