過去5年の新潟大賞典において、1人気は[0-1-0-4]、2人気は[0-1-1-3]。平均単勝配当1256円、平均馬連配当4432円で、ハンデ戦らしく荒れ模様。新潟大賞典や新潟記念はグレイソヴリン系(ヤマニンサルバム、トーセンスーリヤ、サンレイポケット)やプリンスリーギフト系(カラテ、ユーキャンスマイル、マイネルファンロン、イクスプロージョン)の一昔前のレトロな斬れ味がモノを言うレース。取り上げたなかでグレイソヴリンの血を引くのはサイルーンとサブマリーナ(ともにトニービン)で、プリンスリーギフトの血を引く馬はいない。(解説:望田潤)
エピファニー 母ルールブリタニアはミッキークイーン(ミッキーゴージャスの母)、トーセンマタコイヤ、インナーアージ(ブレイディヴェーグやエルバリオの母)の全妹でJRA1勝。母母ミュージカルウェイはドラール賞(仏G2・芝1950m)勝ち馬。エピファネイア×ディープインパクトはオーソクレース、アリストテレス、ヤンキーバローズと同じ。新潟外回りは一度走って着外も敗因は前カベ。2000だと折り合いがカギになるが、追走スムーズなら大箱2000は本来合っている。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
サイルーン ハナレイムーン、オハナ、キロハナの全弟で、母ハウオリはJRA3勝(芝1600〜1800)。母母ノースフライトは安田記念とマイルCSに勝った女傑でミスキャストの母でエーブダッチマンの母母。ディープインパクト×キングカメハメハはワグネリアンやアカイトリノムスメなどと同じ。ノースフライトはハイペリオン血脈が濃いので子孫は晩成で、本馬も5歳を迎え本格化。体のラインはノースフライト似で、ここは2000がどうか。東風Sを見てのとおり道悪は鬼の脚元。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○