
NHKマイルCを制したパンジャタワー(撮影:下野雄規)
今週はNHKマイルC! いよいよ東京の春GIが始まりましたね。
東京芝1600mは重賞も多い舞台。しっかり回顧して次につなげます。
2025年5月11日 NHKマイルC舞台:東京 芝1,600m
勝ち時計:1:31.7
レースラップ:12.3 - 10.4 - 10.7 - 11.2 - 11.8 - 11.9 - 11.6 - 11.8
ペース:ハイペース(44.6秒 – 47.1秒)
風向き:影響なし
脚質:差し有利
馬場:フラット
【レースポイント】1.内側の馬場は荒れており、内・外のバイアスはなし
2.超ハイペースの差し馬有利の競馬。前で競馬していた馬は不利大
3.1400mも走れるスピードが問われた東京マイルらしい決着
【レース概要】 時計の出る高速馬場ではあったが、金曜から土曜にかけて降った雨の影響もあり、馬場の内目は荒れた状態。外を回した馬も好走できており、内・外によるバイアスのない馬場状態だった。
レースは前後半800mが44.6秒 – 47.1秒と超ハイペース。
差し馬有利な展開になり、前で競馬していた馬は不利の大きい競馬になった。
コーナー角が大きい東京芝1600mあるあるだが、上級条件では速い追走スピードが問われる競馬になりやすい。
言い換えると、芝1400mを好走できるような馬に有利な競馬になりやすい。今年のNHKマイルCも神騎乗だったマジックサンズを除き、短距離で好成績を残している馬が上位入線する結果になった。
ただし、世代限定戦における短距離路線はレベルが低くなりがち。今年の3歳世代もマイル路線のレベルはそこまで高くないと判断している。そのため、上位入線馬も次走以降で過剰評価しないことが大事だと考える。
【回顧点数表】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】1着:パンジャタワー 4点
中団の外目。道中はやや折り合い欠くも、