
▲岩田康誠騎手、望来騎手の親子対談がスタート!(撮影:桂伸也)
昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで、アルマヴェローチェとのコンビで待望のGI初制覇を挙げた岩田望来騎手。同コンビは、いよいよ今週末に迫ったオークスに参戦します。今回はそんな望来騎手の父で、JRA通算GI・25勝を含む1829勝を挙げる岩田康誠騎手との特別親子対談が実現!
望来騎手の初GI制覇の日は、中山競馬場で騎乗していた康誠騎手。悲願達成だったものの、その瞬間は「ポカーンとしていた」といいます。そんな桜花賞の振り返りや、管理する上村調教師との“繋がり”など、知られざるストーリーを岩田親子が赤裸々に語ります。
(取材・構成:不破由妃子)
桜花賞は「悔しかったが、楽しかったし手応えも得た」
─望来騎手といえば、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズをアルマヴェローチェで制し、念願のGI初制覇。現地で観戦されていたお母さまとお兄さまは涙々だったそうですが、岩田パパも密かに中山で…。
康誠 俺は泣かんよ(笑)。「ああ、勝ったなぁ」と思って、ポカーンとしてたわ。いつかは勝つやろうなと思っていたし、巡ってきたチャンスをしっかりモノにしたということ。同期の団野大成や菅原明良がポンポンとGIを勝っていたからねぇ。彼らの活躍がうれしい半面、やっぱり悔しい気持ちがあったやろうし。
望来 うん。うれしかったし、本当にホッとした。
──2歳女王として春を迎えたわけですが、前走の桜花賞は勝ったエンブロイダリーからクビ差の2着。父としてその騎乗ぶりについてはどんな印象が?
康誠 これで負けたら仕方がないという競馬だったと思うよ。それ以上に